JRC2009の4日目最終日,4月19日(日)の15時15分より,合同表彰式および閉会式がパシフィコ横浜会議センター・メインホールにて開催された。
第65回日本放射線技術学会総会学術大会の錦 成郎実行委員長の司会で,まず3学会のCyPos賞受賞者の発表と表彰式が行われた。第68回日本医学放射線学会総会のCyPos賞 プラチナメダルは,塩谷清司氏(筑波メディカルセンター放射線科)の発表「C288 死後の時間経過による死後CT像の変化」が受賞。今回,注目されたテーマの1つであるオートプシー・イメージング(Ai)の発表である。その他,ゴールドメダル6名,シルバーメダル10名,ブロンズメダル20名,教育展示賞3名が受賞した。なお,今年から新設された教育講演賞は後日,Webサイトに掲載される。
第65回日本放射線技術学会総会学術大会のCyPos賞 大会長賞は杜下淳次氏(九州大学医学部保健学科)が受賞したが,都合により当日は欠席された。その他,金賞3名,銀賞6名,銅賞12名,学生賞3名が受賞。
第97回日本医学物理学会学術大会CyPos賞 大会長賞は5名(土橋 卓氏,遠藤 暁氏,岡本裕之氏,長谷川智之氏,粥川啓廣氏)が,CyberRad委員会CyberRad賞は,鈴木一史氏(東京女子医科大学東医療センター)と池田龍二氏(佐賀大学医学部附属病院)の2名が受賞した。
次に閉会式に移り,遠藤啓吾・JRC代表理事から全体の総括が述べられた。今回,参加登録者数が初めて1万人を超えたことが報告された。内訳は,JRSが4436名,JSRTが3753名,JSMPが438名,学生が985名,非会員が1004名。教育に重点を置き,会期も1日増やした3学会の取り組みが評価される一方,ITEM入場者数は2万人を切り,前回の記録に及ばなかった点は次回の宿題となった。
来年のJRC2010は,4月8日〜11日の4日間,パシフィコ横浜会議センター,国立大ホールを会場に,ITEM2010は9日〜11日の3日間,パシフィコ横浜展示ホールにて開催される。第69回日本医学放射線学会総会は杉村和朗会長,第66回日本放射線技術学会総会学術大会は石井 勉大会長,第99回日本医学物理学会学術大会大会長は加藤博和大会長が務める。
JRS CyPos賞プラチナメダル・塩谷清司氏 |
JSRT CyPos賞金賞(村松千左子氏,渋谷 徹氏,山崎隆治氏) |
JSMP CyPos賞大会長賞 |
CyberRad賞 |
遠藤啓吾JRC代表理事の挨拶 |
JRC2010のJRS会長・杉村和朗氏(左),JSRT大会長・石井 勉(中),
JSMP大会長・加藤博和氏(右) |
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