今回,CyberRAD2009は国立大ホール1階で行われた。A会場ではチュートリアル15題,B会場では9題,計24題が3日間にわたって講演された。
恒例のIHEデモは今回,「CD-Rによる画像連携(PDI)」をテーマに9社のベンダーが参加して行われた。会場が狭くなったため,例年になくこじんまりしたデモだった。参加ベンダーのITEM会場ブースにはオレンジの看板が設置されていて,2社以上のスタンプがあると先着300名に記念品がもらえると仕組みだが,18日午後には,すでに品切れとのことだった。
一般演題発表は9演題。「γ2.2階調のカラーモニタ上で画像表示領域のみをGSDFで表現可能な読影端末における階調補正処理自動化の試み」を発表した,松田恵雄氏(埼玉医科大学総合医療センター)や,体重計から造影剤注入機など,CT造影検査にかかわる機器をすべてネットワーク化し,RISで管理可能なサポートシステムを構築した,熊本大学の池田龍二氏の発表などが注目された。
チュートリアル |
IHEデモ |
松田恵雄氏(埼玉医科大学総合医療センター) |
池田龍二氏(現・佐賀大学医学部附属病院) CyberRa賞受賞 |
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