帯状の磁性材で磁気をシールドする技術などによりシースルーMRI室を実現した鹿島建設は今回,病院の可変性に着目した「可変ホスピタル ソリューションズシリーズ」を発表した。可変ホスピタル ソリューションズシリーズは,低層階の空間が上層階の柱に影響を受けない「可変ストラクチャー」や病棟改修を短工期・低コストで実現する「可変病棟」などを可能にし,進化する医療環境の中で病院の成長と変化をサポートする。このほか,従来見えにくかったMRI室の検査窓に一般の建物の窓と変わらない透視性を実現した「Transparent SUPER」を初展示した。MRIが発生する磁気をシールドしながら,被検者のストレス軽減が期待できる。また,プライバシーに配慮した技術の「Privacy Window」も紹介していた。Privacy Windowは,被検者の要望などに合わせて,曇りガラスから透明なガラスにスイッチの操作で容易に切り替えることができる。曇り度合いの調節も可能である。
シースルーMRI室の模型 |
磁気をシールドする帯状の磁性材 |
Transparent SUPER |
Privacy Window |
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