富士フイルムは,X線撮影に関してさらにデジタル化を進めるべくDRのラインナップの拡充を図っている。一方で,もう1つの柱であるITについて,PACSの「SYNAPSE」を中心とした部門システム,ワークステーション,地域連携ソリューションを紹介していた。DRの新しい製品である「FUJIFILM DR CALNEO C」は,世界最薄・最軽量となる厚さ14mm,重さ2.8kgのカセッテサイズの装置。また,このほかの新製品では,ポータブルの超音波装置「FAZONE CB」を出品した。重さ4kgで,1時間のバッテリ駆動が可能。患者さんの視線を意識して筐体のカラーをパールホワイトにするなど,デザインにも配慮している。
IT関連では,「SYNAPSE」と連携するシステムとして,ワークステーションの「SYNAPSE VINCENT」,循環器部門システムの「SYNAPSE CardioVascular」のほか,紙のドキュメントをデータ化し管理する「Yahgee」,症例データベースの「SYNAPSE Case DB」などのデモンストレーションを行っていた。 |