4月9日(金)の11:15からST講座4として「SPECT収集の基礎および画像再構成理論」という演題で高橋康幸先生(群馬県立大学県民健康科学大学大学院)の講演があった。
講演の内容はSPECT画像のデータ収集条件の注意点とFBP法,逐次近似法,OSEM法の各特徴についてであった。
核医学検査では,データ収集時のマトリクスサイズ,コリメータの種類,分解能補正などの収集条件が画質に影響するため,施設ごとに適切な収集条件を設定することが重要であるとのことであった。また,日常点検を行いガンマカメラのQA・QCを行うことが大切とのことであった。
画像再構成法では,FBP法,逐次近似法,OSEM法の各特徴について解説があった。実際にそれぞれの画像再構成法で作成された画像を提示していただきながら,各画像再構成法の長所・短所を大変わかりやすい解説していただき,理解が深まる内容であった。また,各画像再構成法は,それぞれの特徴を把握したうえで使用することが重要とのことであった。
インナビネット記者 小林龍徳(岐阜大学) |