東芝メディカルシステムズは,ITEM期間中の4月9日に会場内でプレスカンファレンスを開催し,ブースの概要説明と新製品である3T MRI「Vantage Titan 3T」の技術紹介,臨床講演として北原功雄氏(塩田病院附属福島孝徳記念病院院長)が「21世紀の脳脊髄神経外科手術−術中CT,DSAの構築と有効性」を行った。
北原氏は,2007年にオープンした福島孝徳記念クリニック(FMC,現在は53床に増床し病院)に構築した術中CT,DSAが可能な手術室のねらいと構築と運用の経験を報告した。3つの手術室の間にCTとDSAの撮影室をつくり,術場から寝台を移動させて直接撮影が可能なシステムを東芝と協力して構築した。北原氏は「“神の手”福島孝徳医師の豊富な臨床経験・技術を注ぎ込んだ医療機器・設備と体制を構築できた。“すべては患者さんのために”という病院のモットーを実現できるように最高の環境をつくっていきたい」と述べた。 |