毎年,独創性にあふれるブース作りで会場の話題をさらっているAZE社は今回,大きな和船をイメージしたブース展開を行った。ブース内には,刀や着物,幟などが展示され,“和”が強くアピールされた。
ブースコンセプトについて,代表取締役社長の畦元将吾氏は,「経済不況や医療法改正などの影響を受け,医療界はいま,大変厳しい状況にあります。こうした医療の現状を荒波にたとえ,荒波に漕ぎ出す大船をイメージしてブースをデザインしました。AZE VirtualPlaceは,国内のみならず,グローバルにおいても高い評価を得ることができ,米国にAZE of Americaを設立して約1年で受注台数が100台に届こうとしているなど,お陰様で,この厳しい状況下でも安定した経営状態を維持できています。そこで,ユーザーの皆様には大船に乗った気持ちで,AZEとともに医療という荒波を進んでいただきたいとの思いを,このブースに込めました。さらに,開発の中心はあくまでも日本であるという思いを,“和”のイメージで表現しています。日本の先生方のご意見を世界に発信していくとともに,海外の先生方ともコラボレーションしながら,これからもより優れた製品作りに取り組んでいきたいと考えています」とコメントしている。
また,同社は今年,創立10周年を迎えたが,Anniversary EditionとしてAZE VirtualPlaceシリーズを一新し,そのポイントとして,さらなる高速化,新解析機能,ネットワーク強化の3つを掲げて展示を行った。なかでも,新たに発表された超高速画像処理技術搭載の「AZE VirtualPlace F series」が大きな注目を集めた。(4月10日取材) |