定価2,500円（本体2,273円）

特集
Radiation Therapy Today 2022
放射線治療最前線
 “高精度”のその先へ，技術と臨床の最新トピックス
企画協力：宇野　隆（千葉大学大学院医学研究院画像診断・放射線腫瘍学教授）

I　Introduction
総論：高精度放射線治療の技術革新とテーラーメード化
宇野　隆

II　適応放射線治療の技術革新と臨床導入

1．MR画像誘導即時適応放射線治療ガイドラインの概要
井垣　浩/岡本裕之

2．「MRIdian リニアック」放射線治療システムの有用性と将来展望
岡本裕之ほか

3．「Elekta Unity」MRリニアックシステムの使用経験
恒田雅人

4．「ETHOS Therapy」でのCBCT画像誘導即時適応放射線治療の実際
中村光宏

5．適応放射線治療の現状と期待
隅田伊織

III　粒子線治療の新たな展開

1．日本の粒子線治療（陽子線治療，重粒子線治療）の保険適用拡大と今後の展望
櫻井英幸

2．わが国における粒子線治療の提供体制の構築
川城壮平/根本建二

3．FLASHの放射線生物学的効果と臨床適応に向けて
岩田宏満

IV　RI内用療法の現状と展望

核医学治療の現状と課題，将来展望
稲木杏吏

V　BNCTの保険収載と今後の展望

1．BNCTの技術の現状と普及に向けた展望
柏原大朗

2．BNCTの臨床試験の成果と今後の動向
二瓶圭二ほか

VI　オリゴメタに対する高精度放射線治療

1．オリゴメタに対する高精度放射線治療と免疫学的相乗効果
小宮山貴史ほか

2．転移性脊椎腫瘍に対する体幹部定位放射線治療の普及へ向けて
伊藤　慶/中島祐二朗

3．オリゴメタに対する臨床試験の新展開
白井克幸ほか

VII　放射線治療の技術動向
〈粒子線治療〉日立製作所
〈治療装置〉伊藤忠商事

〈小線源治療〉コニカミノルタジャパン /バリアン

〈治療計画〉アキュレイ/エレクタ
〈IT〉インフォコム/PSP
〈QA〉東洋メディック

目次裏
順天堂大学医学部附属静岡病院
静岡県東部の救急医療の拠点病院に導入された大開口径80列マルチスライスCT
90cm のワイドボアと先進の画像処理による高画質、低被ばく検査やCT Perfusionによる急性期脳梗塞診断などを救急医療に活用

一休さんの血管撮影技術史　第15話
シートフィルム用自動現像機のお話
─高速化と環境適合そして終焉─
粟井一夫

〈PR〉Special Report　Varian Oncology Summit 2022 No.1
講演・パネルディスカッション
Meet the pioneers : ETHOS Therapy
中村光宏ほか
Varian社製RALSによる国内での臨床経験
中嶋　綾/金本彩恵
放射線治療統合管理システム「ARIA OIS」の使用方法紹介
樽谷和雄ほか

Canon Clinical Report
Artificial Intelligence Imaging No.3［NM］
画像再構成技術AiCE-iを搭載したデジタルPET-CTが確かな診療と検診に貢献
高画質・低被ばくで被検者負担の少ない検査を提供し地域医療に貢献
西諫早病院

ACCURAY RT UPDATE
がん放射線治療の今を知る！ ～最前線の現場から No.3
東京慈恵会医科大学附属病院の事例(2)
「Radixact」による治療の実際
青木　学/藤井　武

Seminar Report
日本核医学会PET核医学分科会 PETサマーセミナー2022 in 甲府 ランチョンセミナー3
Digital PET-CTとDeep Learning再構成技術の使用経験

1．Cartesion Primeの導入経験と技術的な視点での使用経験
高内孔明

2．Cartesion Primeの臨床的な視点での使用経験
石橋　愛

varian RT REPORT
人にやさしいがん医療を放射線治療を中心に No.12
千葉県がんセンターにおける転移性脳腫瘍に対する定位放射線治療：HyperArcの臨床運用と活用
宮阪遼平

〈巻末特集〉モダリティ EXPO 　バイヤーズガイド
治療装置・放射線治療関連システム・周辺機器・防護用品 編

第45回日本呼吸器内視鏡学会学術集会ランチョンセミナー7
最新のイメージング技術による肺がん，びまん性肺疾患診断

〈講演1〉CT技術の進歩と気管支画像
森谷浩史

〈講演2〉CアームX線システムによる気管支鏡検査の正診率向上
沖　昌英

IVリポート
・東北大学と富士通が，ヘルスケア領域での共同研究や人材交流を通じて新たな医療サービス開発を進める戦略提携を締結

● Information
・令和4年度 医療放射線防護連絡協議会年次大会

● 市・場・発

● 次号予告

◆別冊付録
「Global Standard CT Symposium 2022 」
（キヤノンメディカルシステムズ）

Session1　Canon高精細技術
PIQE：超解像DLRがもたらすprecise imagingの可能性
檜垣　　徹（広島大学大学院先進理工系科学研究科）

DLRが可能とする低被ばくと高画質の両立
永山　泰教（熊本大学病院画像診断・治療科）

Session2　高精細CTのエビデンスと臨床活用
高精細CTのエビデンスと臨床活用 胸部
岩澤　多恵（神奈川県立循環器呼吸器病センター放射線科）

脳血管障害・頭蓋底外科シミュレーション画像の進歩
三上　　毅（北海道公立大学法人札幌医科大学脳神経外科）

腹部領域（膵がん）におけるAquilion Precisionによるイメージングの重要性
是恒　悠司（大阪大学大学院医学系研究科放射線統合医学講座放射線医学教室）

循環器領域におけるDLRを用いた高精細CT，超解像DLRを用いた320列CTの使用経験
折居　　誠（岩手医科大学医学部放射線医学講座）