ホーム 取材報告 RSNA2011スペシャル 取材レポート RSNA2011: Siemens - US:新製品2機種「ACUSON S3000/S1000」を発表
RSNA2011 |
RSNA2011 [第1日目:11月27日(日)] |
超音波診断装置では,ハイエンドクラスに新たに「ACUSON S3000」と「ACUSON S1000」(ともに日本国内薬事未承認)の2機種がラインナップに加わり,これによってシーメンスのハイエンドクラスである“S Family”は,ACUSON S3000/S2000/S1000の3機種となった。
ACUSON S3000は,従来の最上位機種であるACUSON S2000のハードウエアや機能をさらに強化したプレミアムハイエンドモデルで,CPUを強化して画質の向上を図った。アプリケーションとしては,新しい機能として,フュージョンイメージング“ワンクリックイージーフュージョン”を搭載。CTやMRIの画像を超音波診断装置に取り込み,超音波のリアルタイム画像とサイド・バイ・サイド(横並び)で表示やフュージョン(重ね合わせ)を行うことで,肝臓などの腫瘍の焼灼術の際のガイドを行う機能である。特長としては,CTと超音波の位置合わせ(レジストレーション)を,“ワンクリック”で行えることだ。また,硬さを計測する機能として,用手的な“eSie Touch Elasticity Imaging”,音圧による“Virtual Touch Tissue Imaging(VTTI)”,剪断弾性波の伝搬速度を計測することで定量評価を行う“Virtual Touch Tissue Quantification(VTTQ)"を搭載している。さらに,1つの画像からイメージングと定量を同時に行える“Virtual Touch Tissue Imaging Quantification(VTTIQ)"(W.I.P.)を展示した。
ACUSON S1000は,S2000の画質はそのままに,コストを抑えた“S Family”のベースモデルである。
ACUSON S2000の画質を よりリーズナブルに提供するACUSON S1000 |
穿刺治療を支援するワンタッチイージーフュージョン |
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