ホーム 取材報告 RSNA2011スペシャル 取材レポート RSNA2011: Siemens - 核医学:"Quantification"のための新ソフトウエアを発表
RSNA2011 |
RSNA2011 [第1日目:11月27日(日)] |
今回の核医学コーナーのテーマは“Quantification”。より信頼性を高めるための定量化を進めていくことをテーマとした。展示では,核医学での定量化のためのソフトウエアを領域ごとに紹介した。アルツハイマー病に対しては,シーメンスはイーライリリー社とアルツハイマー診断薬の契約を締結しているが,PETでのアルツハイマーの診断を定量的に行うアプリケーションである“PET Amyloid SUV Analysis”(W.I.P.),心臓疾患に対してはルビジウムによるPET Perfusion検査で負荷時と安静時の血流状態を定量化する“Myocardial Blood Flow”,腫瘍関係では,現在,PET検査で診断の指標となっているSUVmaxに対して,より精度の高い値を提供する“SUVpeak”を,それぞれ提案した。
製品としては,PET・CTの「Biograph mCT」,SPECT・CTの「Symbia T」などが展示された。Symbia Tでは,心臓用に開発したガンマ線が拡大して撮影が行える多焦点ファンビームコリメータによって,より短時間で精度の高い画像が得られる“IQ・SPECT”(オプション)をアピールした。感度を従来の4倍に向上し,4〜5分での心筋シンチグラフィ撮影が可能になっている。
Symbia Tでは心筋シンチの検査時間を短縮する IQ・SPECTをアピール |
アルツハイマー病の定量化ソフトウエア PET Amyloid SUV Analysis |
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