定価2,500円（本体2,273円）

特集
シリーズ新潮流─The Next Step of Imaging Technology
〈Vol.13〉医療AIはニューノーマルになるか
画像診断・検査に変革をもたらす研究開発と臨床応用の最新動向
企画協力：藤田広志（岐阜大学特任教授）

I　画像診断・検査におけるAI医療機器の現状と展望

1．AI医療機器開発のための技術動向
阮　佩穎

2．AI医療機器の開発と販売における課題と展望
古川　浩

3．海外における放射線診療でのAI医療システムの開発動向と将来展望
山本修司

4．AIを用いた検査・画像診断のワークフローの標準化に向けて
─IHE AIW-IおよびAIRについて
塩川康成

II　領域別画像診断における研究開発のトピックス

1．中枢神経領域における研究開発のトピックス
渡邉嘉之

2．胸部領域における研究開発のトピックス
梁川雅弘

3．循環器領域における研究開発のトピックス：心エコー図法
楠瀬賢也

4．腹部領域における研究開発のトピックス
山田　哲

5．乳腺領域における研究開発のトピックス
井上謙一

6．COVID-19における研究開発のトピックス
明石敏昭/青木茂樹

III　AI医療機器の臨床応用最前線

1．画像再構成技術の臨床応用

1）画像再構成技術（MRI）：
「SYNAPSE VINCENT」を用いた3D-MRIによる半月板形態の評価
 福島裕晃/野崎正浩

2）画像再構成技術（MRI）：
ディープラーニング画像再構成技術“AiCE”が整形外科領域の画像診断にもたらす価値
濱　邦章

2．検査の自動化を進めるAI技術の臨床応用

1）CT検査の自動化：
「SOMATOM X.cite」「SOMATOM go.Top」「syngo.via」による最新AIを活用した撮影技術と自動ポストプロセスの実際
中根　淳

2）ビューワ・ワークステーションの自動化：
AIによる心臓MRI・画像解析ソリューション“QIR”の活用に向けて
古澤良知

3．画像診断支援AIの臨床応用

1）胸部領域：
人間ドック胸部CTにおける“SYNAPSE SAI viewer”肺結節検出AIの使用経験
百島祐貴ほか

2）胸部領域：
“Plus.Lung.Nodule”による胸部画像診断支援
木村理奈ほか

3）胸部領域：
“AI-Rad Companion Chest CT”（胸部単純CT解析サービス）の利用経験
山岡利成

新シリーズ　The Frontline of Medical AI
医療AIの第一線  現在から未来へ，日本から世界へ 第1回
医療AIの全体像
島原佑基

Intelligent CT
SOMATOM X.cite  Exciting Report Scene3
AI技術搭載の最新CT導入で月1000件の救急検査の標準化と迅速化を実現
─ “myExam Companion”により50名以上の技師が携わる救急CTの検査の質とスループットを大幅に向上
東京慈恵会医科大学附属病院

Seminar Report
第80回日本医学放射線学会総会ランチョンセミナー11
Area Detector CTのさらなる技術革新
～質的診断・定量評価への挑戦～

1．Spectral CTの現状と臨床応用
町田治彦

2．面検出器CTによる心筋虚血評価の到達点
城戸輝仁

3．Deep Learning Reconstruction ～高画質から超解像へ～
粟井和夫

Zio Vision
画像の本質を診る No.5
心臓画像診断の現在と未来

1．循環器治療の進歩と循環器内科医が画像診断に期待するもの
丸尾　健

2．日常診療における心臓画像診断のエッセンシャル
大田英揮

varian RT REPORT
人にやさしいがん医療を放射線治療を中心に No.4
Halcyonにおける乳房接線照射のプランニング
奥　洋平

Seminar Report
第80回日本医学放射線学会総会ランチョンセミナー2
Change the standard : 広がるMRIの可能性

1．MRI画質改善への新たなアプローチ
桐生　茂

2．キヤノンメディカルシステムズによる最新MR診断
大野良治

IVリポート
・第2回「Rise Up CT Conference」がWebで開催
・コニカミノルタが「第3回X線動態画像セミナー」を開催
・GEヘルスケア・ジャパンがポケットサイズ超音波診断装置「Vscan Air」を発表
・JIRAが2021年度定時社員総会を開催
・日本医療機器産業連合会（医機連）が任期満了に伴う役員改選で三村孝仁氏を会長に選出

〈巻末特集〉モダリティ EXPO 　バイヤーズガイド
クリニック 編

● Information
・第24回 CTサミット
  ［生かせ！ Volume Data～Future Technology for Surgical Support～］

● 市・場・発

● 次号予告

別冊付録「ITvision No.44」

特集1
ニューノーマル時代の医療DX
オンライン，リモート，非接触・非対面がこれからのキーワード

Interview─ニューノーマル時代の医療DXを展望する
オンライン診療の普及が医療のデジタルトランスフォーメーションの契機になる
武藤真祐 氏インタビュー

Showcase─オンライン，リモート，非接触・非対面診療の有用性と可能性
・オンライン診療の可能性
　黒木春郎
・遠隔ICUの構築・運用の実際と期待
　髙木俊介
・長崎大学が取り組む次世代関節リウマチ遠隔医療システム「NURAS」への期待
　川㞍真也/野中文陽
・遠隔聴診デバイスを活用した非接触診療の実際と将来展望
　近藤敬太

特集2
データドリブン医療のためのシステム構築
データに基づいた診療・経営の意思決定を可能にするために
・データの活用を促進する病院情報システム構築の実際
　鳥飼幸太
・院内外のデータを活用したデータ駆動型医療経営
　宮原勅治
・データドリブン診療に資する基盤として「CITA Clinical Finder」によるDACSの構築
　森藤祐史

緊急企画
「オンライン資格確認」を始めよう！導入のポイントと顔認証付きカードリーダー製品ガイド
・オンライン資格確認導入のポイント
　大西大輔
・アルメックス
・キヤノンマーケティングジャパン
・パナソニック システムソリューションズ ジャパン
・富士通Japan

特別企画
HISにもサステナビリティを！
病院経営，地域医療に貢献する持続可能なシステムを構築する

Overview
持続可能なHISとは何か
佐野弘子

Case Study1
学校法人 久留米大学（久留米大学病院・久留米大学医療センター）
ユーザー視点での持続可能なHIS構築
七種伸行

Case Study2
くるめ診療情報ネットワーク（アザレアネット）
持続可能な地域連携ネットワークを考える
荒木昭輝

Technical Report
ベンダー視点でのサステナブルなHIS構築とは
持田祐介

広告企画　ZOOM UP
富士フイルムメディカル

Keynote
コロナ禍で加速するデジタル化が医療の「個別化」「主体化」「多角化」を進めデジタルトランスフォーメーションによっていつでもどこでも医療を受けられる未来に
加藤浩晃 氏インタビュー

User’s In-Side Report
医療法人美脳 札幌美しが丘脳神経外科病院

モバイルデバイスで加速するヘルスケアIT
外来放射線治療におけるタブレットを活用した問診システムの開発経験
園部真也

クリニックのためのIT導入ガイド
コロナ禍のクリニックデジタル化トータル戦略
大西大輔

実践的 データマネジメントによる病院経営ストラテジー　最終回
PL病院
理事会を軸に改善活動の推進体制を構築，成功のカギはベンチマークと伝え方
児玉琢磨