2021年度定時社員総会の会場の様子

一般社団法人日本画像医療システム工業会（JIRA）は2021年6月3日（木），KKRホテル東京（東京都千代田区）で2021年度定時社員総会を開催した。議長は山本章雄会長が務め，昨年に引き続き，総会終了後の懇親会が中止されるなど，新型コロナウイルス感染防止対策を考慮した上で行われた。

総会では，2020年度事業報告が行われた後，2020年度決算の承認と2020・2021年度役員の一部変更の2議案が審議され，書面による議決権行使を含め賛成多数で承認可決された。

続いて，2021年度事業計画および2021年度収支予算の報告が行われた。2021年度のJIRA活動基本方針は，2020年度と同様に，2019年4月に改定された「JIRA画像医療システム産業ビジョン2025」にある4つのビジョンの実現をめざして策定された。会長年頭所感発表会やITEM2021の記者会見でも述べられたように，2021年度のJIRA活動は，ウィズコロナ・ポストコロナにおけるニューノーマルに向け，
（1）DX（Digital Transformation）の拡大
（2）医療従事者の業務効率向上への貢献
（3）感染防止対策の啓発
（4）会員企業の環境変化に伴う共通課題への支援（製品プロモーション，人材育成等）
を重要課題として取り組んでいる。総会では，4つのビジョンを実現するための基盤活動として，Webinar開催や個社では困難なプロモーションの場の提供といった，ニューノーマルに向けたJIRA会員へ提供する価値の向上を図っていくことが改めて表明された。さらに，事務局の運営方針として，リモートの利点を生かした工業会活動の定着や効率化，Webを活用した会員企業のプロモーション機会の創出などが挙げられ，コロナ禍に対応しつつ，活動を強化していく姿勢が示された。

議長を務めた山本章雄 会長