日本医療機器産業連合会(医機連)が任期満了に伴う役員改選で三村孝仁氏を会長に選出
2021-6-8
オンラインで中継された記者会見の様子
一般社団法人日本医療機器産業連合会(医機連)は2021年6月8日(火),任期満了に伴う役員改選を行った。新会長には,前副会長の三村孝仁氏(テルモ)が選出され,筆頭副会長には山本章雄氏(JIRA,富士フイルムヘルスケア)が新たに選出された。そのほかに,松本謙一氏(日医工,サクラグローバルホールディング)と住吉修吾氏(MTJAPAN,旭化成メディカル)が副会長に,中井川 誠氏(医機連)が専務理事にそれぞれ選出された。
KKRホテル東京(東京都千代田区)並びにオンラインで行われた記者会見では,新会長に選出された三村氏が就任にあたっての抱負を述べた。三村氏は,約1年半にわたる新型コロナウイルス感染症の流行への対応について,「医療を止めない」という強い信念の下,業界が一丸となって医療機器・資材の確保などに取り組んできたと強調。同時に,医療が国の安全保障上極めて重要であることが再認識されたとし,サプライチェーンの見直しや必要物資の備蓄などの観点から,政府への提案などを行っていきたいと述べた。また,医療のDX(デジタルトランスフォーメーション)をさらに推進しつつ,プログラム医療機器の法規制や診療報酬についての議論を深め,行政への提言などを行うワーキンググループの設置を予定しているとした。さらに,執行部の運営体制について,医療機器をめぐる課題の多様化を受け,7名の正副会長がそれぞれの経験を生かして分担し,「ワンチーム」として取り組んでいくと述べ,今後の活動への意欲を示した。
●問い合わせ先
日本医療機器産業連合会
TEL 03-5225-6234
http://www.jfmda.gr.jp/