◆ COPD解析:CT肺気腫ボリューム解析,CT気管支解析
COPD診断を支援するアプリケーションとして,肺気腫と気管支の解析を行うCOPD解析アプリケーションが紹介された。
CT肺気腫ボリューム解析では,肺野領域の画像を立ち上げるとすぐに,肺,気管支,肺気腫病変の抽出が自動で行われる。また,クリニカルガイド機能が採用されているため,ガイドに従って操作するだけで,目的の画像を表示することができる。肺の低吸収域(LAA%)が色で表示されるほか,健康な肺と肺気腫との体積比(LAV%)も自動で表示される。三次元的な解析はもとより,二次元の解析も可能で,任意断面における肺気腫の面積も同時に表示することができる。
CT気管支解析も同様に,気管支の抽出が自動で行われる。計測を行いたい気管支を選択するだけで,目的の気管支までのパスが1クリックで作成されるほか,そのパスに対するストレートCPR像やCPR像が自動で表示される。その後は,クリニカルガイド機能に従って操作すれば,任意の場所の短径,長径,それぞれの平均径,壁厚,狭窄率などの計測も簡単に行うことができる。 |