X線診断装置の新製品では,2008年7月に発売された多目的デジタル透視撮影システム「EXAVISTA」が展示された。
EXAVISTAは,2007年発売の「CUREVISTA」の流れを汲むVISTAシリーズの最新機種。最適な検査環境,治療を伴う検査における支援機能の充実化,省スペース・省ランニングコストというCUREVISTAの特長を継承しながら, 40cm×30cmと30cm×30cmの2種類のFPD(VISTA Panel)からニーズに合った最適なシステムの選択が可能であるなど,実用性が向上した。内視鏡検査をはじめ,上下消化管,整形外科,泌尿器,婦人科など,多目的な検査に対応できる。また,天板周囲,特に右奥のスペースを広く確保し,テーブルの奥からも患者さんに容易にアプローチできるほか,テーブルの両端15cmから透視・撮影が可能なため,検査室のドアの配置にかかわらず,同様の操作性を確保できるというメリットがある。さらに,CUREVISTA同様,FPD上の1画素を1データとして,撮影画像と同様に透視画像を表示する詳細透視(オプション*)が可能な「VISTA Panel」が搭載されているため,撮影像と同等の解像度を実現する透視像を表示することができる。
* 30cm×30cmFPD搭載の場合は使用できない。 |