GEヘルスケア・ジャパンは,汎用「LOGIQ」,循環器用「Vivid」,産婦人科など向け「Voluson」の各シリーズで豊富なラインナップを持っているが,今回はそれぞれのハイエンド装置を展示し,その最新機能を紹介した。LOGIQシリーズ最上位機種のLOGIQ E9では,リアルタイムにCTやMRIの画像を表示しながら検査や治療を行うことができる“Volume Navigation”機能を用いた穿刺アプリケーションを紹介した。その1つである“Virtu TRAX”は,10〜17Gの針の根元にセンサーを取り付け,針先の位置をセンサーで読み取り画像を表示しながらRFAなどの手技を支援する機能である。従来同社は“Needle Tracking”という同様の機能があったが,これは針先にセンサーがあるため,針のサイズに制約がありRFAには適用できなかった。
Vividシリーズでは,最上位機種の「Vivid E9」のほか,中国市場向けに開発され,世界的に展開されている「Vivid e Expert」が展示された。また,Volusonシリーズも最上位機種の「Voluson E8」を展示。胎児鏡のように胎児を画像化する“HD Live”表示を紹介していた。
このほか,整形外科・リウマチ科,麻酔科向けのコンパクトで,タッチスクリーン操作対応の「Venue 40」シリーズや,国内1000台納入を短期間に達成した「Vscan」を展示していた。さらに,ヘルスケアITに関連して,超音波ワークステーション「ViewPal6」を展示し,周産期医療連携ネットワークの事例を紹介していた。
LOGIQ E9 |
Virtu TRAX |
Voluson E8のHD LIve表示 |
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