2016-11-28
Hitachi Healthcareブース
RSNA 2016[1日目:11月27日]
日立は,2016年4月に日立製作所が日立メディコ,日立アロカメディカルを統合したのを機に,ITEM2016から打ち出している事業ステートメント“Innovating Healthcare, Embracing the Future”を掲げて来場者を迎えた。ブースデザインは,近年基調としていたモノトーンから,コーポレートカラーである赤・グレー・白をトーン&マナーとすることで雰囲気を一新。床にはブースの中を貫くようにレッドカーペットがデザインされ,この上を歩くことで,展示の中心であるCT,MRI,超音波診断装置,粒子線治療装置など主要製品を見ることができるようになっている。
メインステージでは,映像プレゼンテーションやセミナーなど,さまざまなコンテンツを用意。そのうちの一つが,ITEM2016で大きく打ち出したヘルスケアイノベーションで,「診断の質の向上」「治療の質の向上」「経営の質の向上」の3つの価値を提供する日立のソリューションを紹介した。11月28,29日の2日間は,豊富な臨床経験を持つ放射線科医のStephen J. Pomeranz氏によるMRI「OVALシリーズ」の領域別セミナーが行われる。
また,日立の定量化技術を映像と音声で紹介する「Quantitative Technology Theater(定量技術シアター)」を設置し,MRIと超音波診断装置の定量化技術を紹介した。開発中の「QPM(Quantitative Parameter Mapping)」(W.I.P.)は,5分程度のスキャンで,T1やT2,FLAIRなど,さまざまなコントラストのMR画像を得ることが可能になる。
CTは64列/128スライスCT「SCENARIA EX edition」や16列マルチスライスCT「Supria Advance」,MRIは「OVALシリーズType ORIGIN5」や今年の2016年9月に日本国内で販売が開始された0.4T MRI「APERTO Lucent O5」(日本国内での製品名は「APERTO Lucent type ORIGIN 5」)など,そして超音波診断装置は,「ARIETTA S70」に搭載された肝線維化診断をサポートする「Shear Wave Measurement」を中心に展示。このほか,粒子線治療システムの最新動向が紹介された。
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