Diagnostic Monitorsでは,マンモグラフィ用とそのほかの読影用が分けて展示された。
マンモグラフィ用では,2010年3月に日本国内で発表された10Mピクセル,30インチの「EIZO RadiForce GX1030」を展示した。このモニタは,中央のベゼルがないため,5Mピクセルのモニタを2面並べるより視認性に優れる。また,新製品として新しいパネルを採用した「RadiForce GX530」も展示した。輝度を従来の700cd/m2から1200cd/m2にした新しいIPSパネルを採用。長寿命化したことで,バックライトの保証期間を3万時間以内から4万時間以内に延ばした。コントラスト比も800:1から1200:1に向上している。
そのほかの読影用としては,手術用でも展示していた,カラーとモノクロ画像のハイブリット表示に対応した「RadiForce RX430」を紹介していた。同社独自のHybrid Gamma機能により,同じ画面のカラーとモノクロ部分を自動的に判別して,輝度と階調を最適化する。内蔵センサーが,DICOM Part 14準拠のキャリブレーションを行うほか,人感センサーも搭載している。
Clinical Review Monitorsとしては,従来から展開している「RadiForce MX241W」と「MX210」「MX191」の3機種を展示した。日本では電子カルテシステム端末などの用途に使用される。なお,展示には,アライアンスを組んでいるヒューレット・パッカード社のワークステーション「Z400」「Z600」「Z800」が使用されている。
Clinical Review Monitorsコーナーの展示
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