ITEM in JRC 2010

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ブースリポート
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お問い合わせ先:
コニカミノルタヘルスケア株式会社
営業本部営業統括室 宮谷 宏
東京都日野市さくら町1
TEL 042-589-1439 FAX 042-589-1720
E-Mail miyatani@konicaminolta.jp

データセンターとASPによる医療連携を支援するサービスを提供

  コニカミノルタヘルスケアは,4月8日に発表した「infomity連携BOXサービス」を中心に,撮影室・操作室,読影室,マンモグラフィ,クリニックのそれぞれを「Communication Point」で連携するイメージで展示を構成した。それぞれ「REGIUS MODEL210」やDRシステム「PLAUDR(プラウディア)」,PACS「NEOVISTA I-PACS」,マンモCADの「NEOVISTA I-PACS CAD typeM」,クリニック向けの超音波装置「SONIMAGE 513」など最新の製品を展示して,高い技術の連携が生み出す価値(ハーモニー)を紹介した。(4月11日取材)

 

ブースのテーマは「コミュニケーションハーモニー〜医療の明日をつなぐ」
ブースのテーマは「コミュニケーションハーモニー〜医療の明日をつなぐ」


● クラウド時代に対応する「連携BOXサービス」「データバンクサービス」

  連携BOXサービスは,コニカミノルタのREGIUSユーザー向けのリモートメンテナンス&ネットワークサービス「infomity」の新たなサービスとして,同社のデータセンターとASPによる患者紹介/逆紹介,遠隔読影,検査依頼,セカンドオピニオンの提供などを行う。データセンターに画像や紹介状などを保存して,地域での情報共有を図るなど連携BOXを中心にした地域医療連携の構築や,遠隔読影診断システムの構築が行える。保存できるファイル形式は,静止画像(DICOM,JPEG,BMPなど),動画(AVI,MPEG),文書(doc,pdf)。閲覧・参照は,同社システムがなくてもinfomity連携BOXビューワでどこでも可能で,他社PACSへのストレージも行える。

  また,クリニックのREGIUS Uniteaのデータをデータセンターのサーバに自動バックアップを行う「データバンクサービス」も提供する。

 

医療情報安全管理ガイドラインに対応したinfomity連携BOXサービスを提供
医療情報安全管理ガイドラインに対応した
infomity連携BOXサービスを提供


● マンモグラフィ診断支援(CAD)システム「NEOVISTA I-PACS CAD typeM」

  NEOVISTA I-PACS CAD typeMは,独自のアルゴリズムで医師の読影をサポートするマンモグラフィの診断支援(CAD)装置。コニカミノルタでは,位相コントラスト技術(PCM)による高画質を実現した乳房X線撮影システム「PCMシステム」,マンモカセッテ「REGIUS Cプレートシステム」などで高画質デジタルマンモグラフィシステムを展開しているが,その中でCADは,さらに精度の高い診断をサポートするシステムとして期待される。特長としては,PCM画像やCプレートに最適な独自の検出アルゴリズムを搭載し,病変の指摘についても“納得感”を重視した設計になっていることだ。国内の2施設で共同研究を行い2か月間で約2000件の検査について評価を行い,微小石灰化や腫瘤陰影について高い評価を得たという。5月から発売する。

 

マンモグラフィ診断支援装置「NEOVISTA I-PACS CAD typeM」
マンモグラフィ診断支援装置「NEOVISTA I-PACS CAD typeM」


● 超音波画像診断装置「SONIMAGE 513」

  クリニックゾーンでは,開業医向けのカラー超音波画像診断装置「SONIMAGE 513」を出展していた。SONIMAGE 513は,スペースの狭いクリニックでも使えるように軽量・コンパクト(63kg,幅45p)なボディに,ハーモニックイメージングやFull Spectrumイメージング,スペックルリダクションフィルタ(SRF)など上位機種の画像処理機能を搭載。30秒の起動や,ワンボタンで画像パラメータの調整が行えるQuickScanなどの機能で,高度な“聴診器”としての使用が可能。また,同社のREGIUS Uniteaと運用することで検査画像の一元管理が行える。

 

開業医向けのカラー超音波画像診断装置「SONIMAGE 513」
開業医向けのカラー超音波画像診断装置
「SONIMAGE 513」


● 「REGIUS MODEL210」

  撮影室・操作室に展示されていた「REGIUS MODEL210」は,高速処理とコンパクト化を同時に実現したCRシステム。CRリーダーとコンソールを分離しレイアウトの自由度を高めながら迅速な画像処理を可能にした「超分散」の概念で,小型で高速のリーダーユニットを実現している。43.75μmマンモグラフィ用読取サンプリングピッチや小児(新生児・乳幼児)撮影用カセッテをラインナップした。

  また,薬事未承認ながらカセッテサイズまで薄型化を図ったX線デジタル撮影システム「Cassette type FPD」を参考展示していた。

参考展示されたカセッテサイズX線デジタル撮影システム「Cassette type FPD」
参考展示されたカセッテサイズX線デジタル撮影システム「Cassette type FPD」

  超分散システムで高速でコンパクトな本体を実現した「REGIUS MODEL210」
超分散システムで高速でコンパクトな本体を
実現した「REGIUS MODEL210」

● 大規模および中小規模病院向けPACS「I-PACS FS/VR」,小規模向け「I-PACS EXceed」

 PACSでは,フィルムレス・ペーパーレス運用を可能にするレポートを一体型にした大規模向けVRと中小規模向けのFSのラインナップを展示した。今年は,PACSの機能をじっくり体感して検討できるように,展示とは別に商談ルームを設置していた。

  EXceedは,200床クラスまでの小規模施設向けのパッケージPACS。簡易レポート作成機能を搭載して,Webによる画像とレポートの配信が行える。電子カルテなどのシステムとの連携も容易で,フィルムレス運用に必要な高度な機能をパッケージすることで低コストでの導入を可能にした。他のPACSラインナップと同様に直感的に使える操作性が特長だ。


200床クラスまでの小規模施設向けのパッケージPACS「NEOVISTA I-PACS EXceed」
200床クラスまでの小規模施設向けのパッケージPACS
「NEOVISTA I-PACS EXceed」
  PACS「NEOVISTA I-PACS FS/VR」の展示コーナー。2階部分に商談ルームを設置した
PACS「NEOVISTA I-PACS FS/VR」の展示コーナー。
2階部分に商談ルームを設置した

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