ITEM 2019 リマージュジャパン ブースレポート 
堅牢性とパフォーマンスに優れた最上位モデルの「Producer MDS-8300/8300N」を中心に,多様なニーズに応えるディスクパブリッシャー&インポーターをラインアップ


2019-4-18


リマージュジャパンブース

リマージュジャパンブース

世界のさまざまな業界で活用され,CD/DVDパブリッシャー&インポーターの世界シェアNo.1を誇るリマージュジャパンは,前回のITEM 2018に引き続き,医療業界の多様なニーズに応える「Medical Disc System(MDS)」4製品を展示した。
同社のディスクパブリッシャーの特長として,1)ディスク発行とデータ取り込みが1台で可能,2)データ書き込みからラベル印刷までが全自動,3)優れた操作性などのほか,4)最上位モデルの「Producer MDS-8300/8300N」(NモデルはコントロールPC内蔵)から最も小型な「Allegro MDS-A 20」まで,ソフトウエアは全製品に共通していることが挙げられる。装置サイズとディスクの連続発行枚数,印刷方式などハードウエアの違いはあるものの,4製品すべてが同じ機能を有しているため,導入に当たっては施設規模や設置場所,運用に応じた柔軟な機種選択が可能になる。また,オプションでBlu-rayディスク(BD)にも対応している。
今回の展示では,国内における導入事例がパネルで掲示され,同社製品を導入することで得られるメリットが具体的にアピールされた。

製品紹介パネル

製品紹介パネル

 

●高い安定性と優れた処理能力を誇るMDSシリーズの最上位モデル「Producer MDS-8300/8300N」

最上位モデルのProducer MDS-8300/8300Nは,4機のレコーダーと4つのディスクビンを備え,最高で連続400枚のディスク発行を行うことができる。24時間,365日体制で稼働できるなど装置の安定性がきわめて高く,パフォーマンスに優れていることから,世界的企業であるAmazon社などでも活用されている。異なる種類のディスクを4種類まで搭載可能なため,CD,DVD,BDなどをセットしておけばデータ容量に応じて装置が自動でディスクを選択するほか,データ量が多い場合はきりの良いところで複数枚のディスクに自動で振り分けられる。ディスク発行の指示は,装置本体のPCはもとより,院内のPCをクライアントとしてWebベースで台数無制限で行うことも可能である。なお,医療用途としては,コントロールPCが外付けのProducer MDS-8300が標準となっているが,コントロールPCにはSSDが搭載されおり,PC内蔵タイプ(HDD搭載)よりも高速なデータ処理速度が得られる。また,経年劣化により破損しやすいレコーダーを簡単に引き出して交換できるようにしたことで,より安定した稼働を実現している。
このほか,Producer MDS-8300/8300Nのプリンタはサーマル方式が採用されており,フルカラー印刷が可能で,印刷されたディスク表面にはラミネータで保護シートが貼られるため,傷や水濡れに強いことも大きなメリットである。

最上位モデルの「Producer MDS-8300/8300N」

最上位モデルの「Producer MDS-8300/8300N」

 

4機のレコーダーと4つのディスクビンを搭載

4機のレコーダーと4つのディスクビンを搭載

 

レコーダーは引き出すだけで簡単に交換可能

レコーダーは引き出すだけで簡単に交換可能

 

プリンタはサーマル方式を採用

プリンタはサーマル方式を採用

 

●Webクライアントでのインポートなどにも柔軟に対応

同社製品のもう一つの大きな特長は,ディスク発行と同時に外付けハードドライブでのインポートや,クライアントPCのドライブからWebクラインアントで操作して台数無制限でのインポートが可能なことである。Producer MDS-8300/8300Nは通常,インポート時はインポート専用,出力時は出力専用として稼働するが,外付けハードドライブやWebクライアントを用いることで,ディスク発行と同時のインポートが可能となる。また,取り込まれたデータは装置本体にいったん保存された後,取り込み順に院内のPACSに送信されるが,外部データを自院のPACSに保存したくないという要望がある場合は,同社ではディスクパブリッシャー導入時にインポート用PACSをパッケージとして提案している。

●医療用途としては主力製品の「Catalyst MDS-6000/6000N」

3機のレコーダーと3つのディスクビンで連続100枚のディスク発行が可能でありながら,ProducerシリーズよりもコンパクトなCatalyst MDS-6000/6000Nは,その優れたパフォーマンスと設置性の高さから,医療用途としては主力製品となっている。ディスク発行とインポートの機能はProducerシリーズと同等であり,プリンタもサーマル方式を採用している。

小型かつパフォーマンスに優れた「Catalyst MDS-6000/6000N」

小型かつパフォーマンスに優れた「Catalyst MDS-6000/6000N」

 

Catalyst MDS-6000導入事例を紹介するパネル

Catalyst MDS-6000導入事例を紹介するパネル

 

●コンパクトかつ低コストでの運用が可能な「Allegro MDS-A100」「Allegro MDS-A20」

Allegro MDS-A100とAllegro MDS-A20は,上位モデルと同等のディスク発行およびインポートの機能を有しつつ,きわめてコンパクトな装置となっている。Allegro MDS-A100は2つのディスクビンを搭載し,連続100枚のディスク発行が可能である。また,Allegro MDS-A20は,連続発行数は20枚であるが,一般家庭にも設置可能なほど軽量・コンパクトな製品となっている。インクジェットプリンタを搭載しているため,市販のCD,DVDが使用可能であり,消耗品を低コストに抑えることができる。

連続100枚のディスク発行が可能な「Allegro MDS-A100」

連続100枚のディスク発行が可能な「Allegro MDS-A100」

 

最も軽量・コンパクトな「Allegro MDS-A20」

最も軽量・コンパクトな「Allegro MDS-A20」

 

●お問い合わせ先
社名:リマージュジャパン株式会社
住所:東京都港区浜松町2-7-1
TEL:03-6452-8780
URL:https://www.rimage.com/japan/


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