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2008 2007 2006

“Easy,Simple...Solution”をテーマにユーザーが導入しやすく,かつ使いやすい製品群を提案

岡 知樹 デジタルマーケティング
担当兼広報マネージャー
岡 知樹 デジタルマーケティング担当兼広報マネージャー

 ユーザーにとって,導入しやすく,かつ使いやすい製品を表現する“Easy,Simple...Solution”をメインテーマに掲げ,病院やクリニックに導入してすぐにお使いいただける製品をパッケージ化して展示しています。ブースの構成も,PACS,クリニック,デジタルマンモグラフィといったカテゴリー別にコーナーを設け,お客さまの目的に合わせて製品をご欄いただけるようにわかりやすい展示にしました。新製品では,高度な解析ツールや高速3D画像処理などが可能になったPACS「Kodak Carestream PACS V11 PowerViewer」やマンモグラフィ対応小型テーブルトップ・ドライドライイメージャ「CARESTREAM DRYVIEW 5850 Laser Imager」,放射線治療の位置決め用のCRカセッテ「Kodak DirectView CR Cassette TypeU」などを紹介しています。 (4月18日取材)

 
ケアストリームブース

◆ PACSの新バージョン「Kodak Carestream PACS V11 PowerViewer」が登場
   

 PACSでは,「Kodak Carestream PACS V10」の新バージョン「Kodak Carestream PACS V11 PowerViewer」が展示された。Kodak Carestream PACS V11 PowerViewerは,高度な解析ツールやクリニカルアプリケーション,高速3D画像処理機能などを搭載。従来のワークステーションの機能を一台に集約したオールインワンシステムとして,今後発売を予定している。

 このほか,PACS/ReportSolutionコーナーでは,「Kodak Carestream PACS V10」とレポートシステム「Kodak Carestream PACS/RIS-J RMS」を組み合わせた読影環境が紹介されていた。

 

Kodak Carestream PACS V11 PowerViewer

PACS/ReportSolutionコーナー


◆ 検像システム「Carestream QA Station Software」
   

 「Carestream QA Station Software」は,モニタ診断環境を構築するために必要なデータの真正性・見読性を提供する検像システム。検査装置から送られるDICOM画像の属性を標準化して患者情報や検査情報を精査し,検査情報の真正性を確保する。豊富な画像処理機能,編集機能のほか,予備診断情報の添付や作業終了後の画像をPACSサーバやワークステーションなど,複数の送信先に自動転送する機能を搭載し,業務効率の向上を強力にサポートする。昨年のITEMでも展示されたが,より使いやすいシステムへと進化した。

 

Carestream QA Station Software


◆ クリニック向けの環境にCR「Kodak Point-of-Care CR System」などを展示
   

 Clinic Solutionコーナーでは, CR「Kodak Point-of-Care CR システム」とワークステーション「Kodak DirectView Workstation Carestream GX Workstation Software」を展示。

 「Kodak Point-of-Care CR System」は,卓上での使用も可能なコンパクトなCR。暗室も不要なため,院内のスペースを有効に使用することもできる。また,シンプルに設計された操作画面では,患者登録や検査指示を容易に行うことができるほか,キーボード操作に不慣れなユーザーでも簡単に操作することのできるタッチ式モニタの導入も可能。

 

Kodak Point-of-Care CR System

     

 「Kodak DirectView Workstation Carestream GX Workstation Software」は,画像の表示,編集,管理,長期保存を1台で実現するオールインワンビューワ。BMP,JPEG,TIFF,RAWなどのデータをDICOMデータに変換することが可能なインポート・エクスポート機能も搭載し,内視鏡装置など,Kodak DirectView Workstation Carestream GX Workstation Softwareと連携していない装置の画像も,DICOM化した画像を外部メディアなどから取り込むこともできる。

 

Kodak DirectView Workstation Carestream GX Workstation Software


◆ 最新ソフトウエア搭載のCRや放射線治療位置決め用CRカセッテの新製品を紹介
   
 Digital Solutionコーナーでは,新製品の放射線治療位置決め用CRカセッテ「Kodak DirectView CR Cassette TypeU」のほか,CRシステム2機種とレーザーイメージャの最上位機種を展示した。
 

● 放射線治療位置決め用CRカセッテ
「Kodak DirectView CR Cassette TypeU」

 今年(2009年)3月から発売を開始した新製品,放射線治療位置決め用CRカセッテ「Kodak DirectView CR Cassette TypeU」を紹介した。CRカセッテのプレートとエネルギー変換・散乱線除去用の鉛プレートを密着させる新たな完全密着構造の採用により,画質を大幅に向上させることに成功した。

 

Kodak DirectView CR Cassette TypeU

 

● 「Kodak DirectView CR Elite System」,
   「Kodak DirectView CR975 System」

  CRモニタ上で距離計測や角度測定,コブ角測定などが可能な最新ソフトウェアVer.5.2を搭載した「Kodak DirectView CR Elite System」とハイエンドCRシステムの「Kodak DirectView CR975 System」を展示した。分割画像の処理などにも優れており,より診断価値の高い安定した画像を提供する。

 Kodak DirectView CR Elite System は,483(幅)×603(奥行き)×1020(高さ)mmとコンパクトな装置で高性能・高機能を実現したシステム。大角サイズ(35cm×35cm)の撮影済みカセッテを1時間当たり102枚処理することができ,マンモグラフィ画像にも対応可能である。

 

Kodak DirectView CR Elite System(右),Kodak DirectView CR975 System(左)
Kodak DirectView CR Elite System(右),
Kodak DirectView CR975 System(左)

 

● レーザーイメージャの最上位機種
   「Kodak DryView 6800 Laser Imager」

 1時間当たり200枚(フィルムサイズ混在時)の処理が可能な同社レーザーイメージャの最上位機種。約54秒の高速ファーストプリントを実現し,業務効率向上やユーザーのストレス軽減への効果も期待できる。また,3段のトレイには,半切,大角,大四つ切,四つ切,六つ切の5種類のサイズのフィルムを充填することが可能である。

大四つ切の場合

 

Kodak DryView 6800 Laser Imager


◆ 次世代DRシステムを参考出品
   

 ポータブルタイプのFPDを採用した次世代DRシステムを参考出品した。

 

次世代DRシステム


◆ デジタルマンモグラフィ対応の小型レーザーイメージャ「Carestream DryView 5850 Laser Imager」
   

 Digital Mammography Solutionコーナーでは,年内の発売を予定しているレーザーイメージャの新製品「Carestream DryView 5850 Laser Imager」が展示された。Carestream DryView 5850 Laser Imagerは,卓上の小型レーザーイメージャの「Kodak DryView 5800 Laser Imager」に,デジタルマンモグラフィ画像を出力する機能を搭載したもの。62cm(幅)×66cm(奥行き)×62cm(高さ),本体重量70kgのコンパクトな装置であり,卓上への設置も可能である。また,2段トレイを標準装備し,用途によって5種類のフィルムサイズ(半切,大角,大四つ切,四つ切,六つ切)を使い分けることもできる。

 マンモグラフィ検査をフィルムレス運用されるお客さま向けに,デジタルマンモグラフィ用ワークステーション「Kodak Carestream Virtual Mammography Workstation V10.2」およびマンモ検診に特化したレポートシステム「Kodak Carestream RIS-J RMS for Mammography」を組み合わせた製品群が展示されていた。 また,参考出品としてデジタルマンモCADシステムも紹介していた。

 

Carestream DryView 5850 Laser Imager

デジタルマンモグラフィ用ワークステーション


◆ 画像データの外部保存サービス「Kodak Carestream eHealth Managed Service」
   

 現在,同社とKDDI(株)が実現に向けて進める,「Kodak Carestream eHealth Managed Service」の概要を紹介した。医療機関で発生した診療データをデータセンターで一元的に保管する同サービスを利用することで,PACS導入の初期投資を抑えられるほか,コスト削減のためのダウンサイジングを容易に行うことができるなどのメリットが期待される。

 

Kodak Carestream eHealth Managed Service


◆ 間接撮影用フィルムの新製品「PFJ Plus Film」
   

 会場の入り口に面した目立つ位置にAnalog Solutionコーナーを設け,間接撮影用フィルムの新製品「PFJ Plus Film」を展示。アナログフィルムの開発にも継続して力をいれていくという同社の姿勢を来場者にアピールした。

 

PFJ Plus Film


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