（社）日本画像医療システム工業会（JIRA）は，2011年3月3日（木）〜7日（月）に，オーストリアのウィーンで開催された欧州放射線学会学術集会（ECR 2011）の併設展示会（4〜7日）に出展した。オーストリアセンターを会場にして行われた併設展示会には，52か国から307社が出展。参加者数は96か国2万120人に及び，日本の参加者数は12番目に多い318人であった。
JIRAがECRに出展するのは，今回が2回目。前回同様（独）日本貿易振興機構（JETRO）支援を受けて「JAPAN パビリオン」が設けられ，その中心にJIRAブースが用意された。なお，JIRAは，北米放射線学会（RSNA）でもJETROの支援のもとに出展している。JIRAブース内では，会員企業の製品や技術のPRが行われた。実機の展示をしたのは，オリオン電機（株），トーレック（株），（株）エルクコーポレーション，（株）三田屋製作所，（株）クライムメディカルシステムズの5社。ほかに医建エンジニアリング（株）がカタログの配布を行った。また，JAPAN パビリオンでは，JIRAブースのほかに，（株）AZEと（株）京都科学がブースを設けて，自社製品・技術を来場者に紹介した。
このほか，JIRAは，併設展示会期間中，来場者に対して，職種や国籍などについて問うアンケートを実施した。この調査では，来場者のうち最も多かった職種が医療機器ディーラー，次いで医師，地域がヨーロッパ，アジア，中近東の順になるという結果が出た。
JIRAでは，日本企業の世界市場への展開を促進すべく，国際活動の強化を進めており，今回の出展もその一環と言える。今後はこうした活動の効果などを検証した上で，引き続き国際化に取り組んでいくことにしている。 |
