ホーム 取材報告 RSNA2011スペシャル 取材レポート RSNA2011: GE Healthcare(GEヘルスケア) - X-ray/Women's Health:ワイヤレスFPD搭載のモバイル装置が登場
RSNA2011 |
RSNA2011 [第1日目:11月27日(日)] |
X線撮影装置関連では,今後日本での展開を計画しているモバイルタイプの回診車が出品された。新製品は,ワイヤレスFPD「FlashPad」(日本国内薬事未承認)を搭載する「Optima XR220」(日本国内薬事未承認)。ほかにアナログ装置としても使用できる「Optima XR200」,アナログタイプの「Brivo 285」がラインナップされている(いずれも日本国内薬事未承認)。Optima XR220は19インチの液晶モニタを搭載しており,撮影画像の視認性が良いほか,片手でハンドル操作や装置の移動ができるよう,旧機種譲りの使い勝手の良さがアピールポイントとなっている。
2010年のRSNAで発表されたFlashPadは,GE Healthcare初のワイヤレスFPDで,院内の各所から撮影した画像をスピーディに送信できる。通信方式は一般的なWi-Fiではなく,より安全・安定な運用ができるようUltra Wide Band(UWB)を採用している。このFlashPadは,同社のほかのX線撮影装置でも利用でき,今回展示された「Discovery XR656」(日本国内薬事未承認)にも装着することが可能だ。このDiscovery XR656は,立位と臥位の一般X線撮影装置。FlashPadで,トモシンセシスのアプリケーションである“Volume RAD”,長尺撮影の“オートイメージペースト”が使用できる。現在,日本での販売に向けて準備を進めている。
FlashPad搭載のOptima XR220 |
UWBでの通信を行うFlashPad |
新型一般X線撮影装置Discovery XR656(立位) |
Women's Healthコーナーでは,RSNA 2010で発表された乳房用のガンマカメラ「Discovery NM750b」(日本国内薬事未承認)が今回も出品された。また,マンモグラフィ関連では,被検者に負担をかけずにバイオプシーを行える3 in 1タイプの新しいDBIテーブルが紹介された。いすの状態からベッドのようにフラットにできるなど,設定を変更することで被検者の負担を軽減する。さらに,Contrast Enhanced Spectral Mammography(CESM)を用いた造影マンモグラフィ検査技術である「SenoBright」も紹介されていた。今回のRSNAでは,日本の三河がんクリニックの臨床データが来場者に示され,dense breastにおける病巣の検出に優れていることがPRされた。
Women's Healthのコーナーでは,これ以外に骨密度測定装置の「iDXA」も展示された。
新しいDBIテーブル |
骨密度測定装置のiDXA |
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