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RSNA2011

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■ GE Healthcare(GEヘルスケア)
  US:画期的な胎児エコーの画像表示法「HD Live」

RSNA2011 [第1日目:11月27日(日)]

  GE Healthcareの超音波診断装置関連の展示は,既存装置の機能のさらなる強化に主題を置いたものが多く見られた。その中でも,今回のRSNA 2011で初お目見えになったのが,今年9月に日本でも発表された「LOGIQ S8」である。

  この装置は,GEヘルスケア・ジャパンの「In Japan for Global」というコンセプトに基づいて,日本で設計が行われている。日本設計ならではのコンパクトさを持ち,かつショートカットキーの採用など,きめ細かな操作性を実現している。上位クラスであるLOGIQ Eシリーズの機能とアプリケーションを引き継ぎつつも,620mm×856mm×1150〜1750mmの省スペース設計となっている。肝臓領域の疾患に対する検査機能を充実させており,ソナゾイド造影超音波検査における超音波出力の自動調整ができる専用ボタンが用意された。また,fusion imaging機能である“Volume Navigation”も搭載しており,CT,MRIの画像との重ね合わせにより,小さな病変部を検出することが可能になる。

  Volume Navigationについては,上位機種のLOGIQ E9においても機能を強化している。これはフリーハンドで穿刺する際,これまではプローブにアタッチメントをつけなければならなかったため,視認性や操作性に課題があったが,針そのものにセンサーがついたことで,自由な角度からより正確な穿刺が行えるようになった。

  産婦人科向け装置「Voluson E8」に,新たな画像表示方法が採用された。これは“HD Live”と呼ばれるもので,これまでの胎児3Dエコーの立体像を,内視鏡画像のようにリアルに表現することができる。妊婦健診などでの胎児超音波検査で,より妊婦から喜ばれるような画像の提供が可能となる。このHD Liveは,既存装置の場合,アップグレードにより搭載することができる。

  このほか,超音波診断装置では,整形外科領域をターゲットにした操作が容易な小型装置「Venue 40」や,2011年の日本のグッドデザイン賞金賞を受賞したポケットサイズの「Vscan」も展示された。

IJFG製品であるLOGIQ S8
IJFG製品であるLOGIQ S8
Volume Navigationが強化されたLOGIQ E9
Volume Navigationが強化されたLOGIQ E9
HD Live画像を表示したVoluson E8
HD Live画像を表示したVoluson E8
整形外科領域向けのVenue 40
整形外科領域向けのVenue 40
グッドデザイン賞金賞を受賞したVscan
グッドデザイン賞金賞を受賞したVscan

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