2018-11-26
Canon USA Inc.(キヤノンメディカルシステムズ)
ブース
RSNA 2018[1日目:11月25日]
キヤノンメディカルシステムズにとって,2018年は大きな変換点を迎えた1年となった。1月4日に旧・東芝メディカルシステムズから正式に社名変更し,名実ともにキヤノングループの一員として歩み始めたのが2018年である。
昨年のRSNA 2017の展示から“ワンキヤノン”をアピールしていたが,RSNAでは2018年が初めてのCanon USA Inc.(キヤノンメディカルシステムズ)としての展示となる。ブースはSouth Hallに設けられたが,キヤノンメディカルシステムズと傘下のViTALとOlea Medicalを合わせた展示面積は2140m2となり,RSNA 2018では最も大きいスペースを占めた。
今回の展示テーマは,“Made possible.”。RSNA 2017の“Together, we make it possible”と,キヤノンメディカルシステムズのスローガンであるMade for Lifeを組み合わせたもので,同社の製品や技術力でさまざまな課題を解決できることをアピールした。展示ブースは,CT,MR,超音波(UL)など,従来通りのモダリティごとの展示に加えて,疾患や領域ごとにモダリティを横断して,キヤノンメディカルシステムズの持つ製品や技術を紹介する“Collaborative imaging”のコーナーが新たに設けられた。
展示のトピックスとして,CTではディープラーニングを用いて設計された再構成技術である“AiCE(Advanced Intelligent Clear-IQ Engine)”が高精細CT「Aquilion Precision」に加えて「Aquilion ONE /GENESIS Edition」にも搭載されることをアピールした。MRIでは,RSNAでは初出展となる1.5T MRIの「Vantage Orian」をお披露目したほか,AIを使って画質の向上を図る“DLR(Deep Learning Reconstruction,W.I.P.)”について画像を含めて紹介した。超音波(UL)では「Aplio a550」や「Xario 200G」,33MHz高周波プローブなどをRSNAでは初展示したほか,X線ではITEM 2018で発表された次世代Angioシステム「Alphenix」を,Aquilion ONE /GENESIS Editionと組み合わせたAngio-CTとして展示するなど多くの新製品を出展して,さまざまな領域での課題解決を可能にするキヤノンメディカルシステムズの技術力をアピールした。