2018-11-27
“Collaborative imaging”を提案する特設展示
RSNA 2018 Collaborative imaging
Canon USA Inc.(キヤノンメディカルシステムズ)のRSNA2018のブースでは,モダリティごとの展示に加えて,キヤノンメディカルシステムズが持つ豊富なソリューションを,疾患や領域といった横断的な視点で統合して提案する “Collaborative imaging” のコーナーを設けた。
Collaborative Imagingとは,患者中心のケアをひとつ先のステージへ導くために,統合型ヘルスケアITソリューションである「Vitrea」を中心とした,モダリティやクリニカルアプリケーションの最先端の連携を示すコンセプトである。
展示では,臨床領域ごとに事例を紹介し,その提案価値をClinical(臨床価値の向上),Operational(ワークフローの改善),Financial(病院経営への貢献)という観点からアピールした。さらに,複数の専門チーム間で画像やデータをシームレスに共有するなど,あらゆる情報を統合的に管理する上で,情報漏洩やサイバー攻撃に対して,より高いレベルで対応する“CyberSecurity”にもスポットをあてて説明した。
コーナーにはタッチパッドとディスプレイを設置し,Stroke, Structural Heart Disease(SHD),Liver Oncology,Lung Oncology,Musculoskeletalの5つの領域で,どのような製品やアプリケーションが対応しているかを具体的に説明した。 例えばSHDの領域では,検査の際に「Aquilion ONE /GENESIS Edition」やMR検査支援アプリケーション“CardioLINE+”がもたらす,ワークフローの改善や患者負担の軽減を説明した。さらに診断の場面では,“Vitrea Cardiac Solutions”による迅速な診断や術前情報のサポート,超音波診断装置「Aplio i900」における多彩な定量評価アプリケーションを紹介した。さらに,難易度の高い治療を的確にサポートする血管撮影装置「Alphenix」のオプションなどが説明された。これらの診断や治療で得られた情報は,“Vitrea Connection”で統合管理され,院内でシームレスに共有されるとともに,“Vitrea Intelligence-Codex”や“Vitrea Intelligence-Opportunity Navigator”(ともに日本未発売)を活用することで,検査数や時間,各モダリティの稼働状況などの情報を集約して,そのデータを基に自院の状況を把握・分析することが可能となり,病院経営に貢献する提案も可能であることもアピールした。