2017-11-29
FUJIFILM Medical Systems(富士フイルム)ブース
FUJIFILM Medical Systems(富士フイルム)は,South HallにデジタルX線やマンモグラフィ,超音波診断装置などのモダリティと,SYNAPSE 5やSYNAPSE VINCENTなどのヘルスケアITの製品群を展示した。今回,キャッチフレーズとして掲げられたのが“Constant innovation for better patient outcomes”。ブース外側の壁面には,これまでの富士フイルムの歴史と,現在同社が持つ製品領域が紹介され,革新的な技術によって多くの領域で貢献していることが紹介された。
新製品としては,移動型デジタルX線撮影装置「FUJIFILM DR CALNEO Go PLUS」(米国製品名はFDR Go PLUS)を初めて出展した。CALNEO Go PLUSでは支柱が収納できるようになり,移動時の視界が広くなったほか,コンパクト化や19型の液晶モニターの搭載など使い勝手の向上を図っている。また,2016年RSNA前に発表された超軽量移動型デジタルX線撮影装置「FUJIFILM DR CALNEO AQRO」も展示。大容量管球を搭載しフルスペックのCALNEO Go PLUSと小型軽量のCALNEO AQROによって,病棟や救急現場などでニーズにあわせた柔軟な運用が可能になることをアピールした。
また,ヘルスケアITでは富士フイルムのAI技術である「FUJIFILM AI」が大きくアナウンスされた。富士フイルムではこれまで,画像解析,画像認識技術での高い技術力を生かして,その技術を生かしたさまざまな製品を開発し市場に投入しているが,AI技術の利用が国策としても取り組まれている現状から,日本のユーザーに対して改めて富士フイルムとしての医療分野でのAI事業の今後の方向性を示した。