2017-11-30
RSNA 2017 US
FUJIFILM Medical Systems(富士フイルム)は,展示ブースで領域別にさまざまなモダリティを紹介したが,Pediatric(小児領域)で最大で70MHzの超高周波プローブによる検査を可能にする超音波診断装置「Vevo MD」(日本国内薬機法未承認)を展示した。
Vevo MDは,70MHzの超高周波スキャンによって最小分解能30μmの超高精細画像が取得できる製品で,昨年のRSNA2016の直前にFDAの承認を受け米国での販売がスタートした。超高周波によって1mm以下の細かい組織や血管,神経などの描出が可能で,表在領域や小児領域の検査などの検査がターゲットとなる。そのほか,カラードプラを用いた関節腔の新生血管確認による関節リウマチの治療効果判定など用途の拡大が期待される。