2015-12-1
Toshiba America Medical Systemsブース
RSNA 2015[第2日目:11月30日]
Toshiba America Medical Systems(東芝)は,ノースビルディング,Hall Bのメインストリートに面したところにブースを構えた。隣には,2011年に買収したVitalが並び,グループ全体で広大な展示スペースを設けた。昨2014年は,RSNAが100回を迎えたとともに,東芝がX線管の開発に着手し,医療分野に参入して100年目であった。2014年のブースでは,“360 Degrees of Safety”というキーメッセージを掲げ,医療被ばく低減や医療安全,低侵襲などの製品,ソリューションを紹介したが,今回はそれに加えて,新たに“360 Degrees of Reliance”“360 Degrees of Learning”をキーメッセージに加えた。
“360 Degrees of Reliance”は,製品のライフサイクルを長期化し医療機関の施設投資を抑え,生産性の向上につながるようにすることを意味する。また,“360 Degrees of Learning”は,ユーザーごとの最適なトレーニングプランや課題解決の教育ソリューションを提供することを表している。
こうしたキーワードに基づき,RSNA2015では,米国で初披露するAngio CT「Infinix 4DCT」や逐次近似画像再構成法“FIRST”を搭載したADCT「Aquilion ONE/ViSION FIRST Edition」,MRI検査における被検者の心的負担を軽減する広視野バーチャル表示技術,1.5T MRI「Vantage Elan」の検査効率を高めた「Vantage Elan/eS Edition」を展示した。
会場内でインタビューに答えた,東芝メディカルシステムズ代表取締役社長の瀧口登志夫氏は,日本における厳しい医療環境を踏まえた上で,診断だけでなく,信頼性が高くライフサイクルの長い製品の提供といった病院経営にも貢献していくことが大事であると,今後の製品・ソリューションの方向性についてコメントした。
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