2016-4-16
フィリップスエレクトロニクスジャパンブース
フィリップスエレクトロニクスジャパンはITEM初日の4月15日(金),10時30分からブース(#437)にて新製品記者発表会・除幕式を行い,4月に発売となった二層検出器搭載型CT装置「IQonスペクトラルCT(アイコン スペクトラル シーティー)」,FPD搭載血管造影X線診断装置「Allura Centron(アルーラ セントロン)」,移動式外科用X線システム「BV Vectra(ビーブイ べクトラ)」の3製品をお披露目した。
除幕式では,ダニー・リスバーグ代表取締役社長が開会の挨拶に立ち,「健康管理から診断,治療,在宅と患者を中心としたヘルスケアプロセス全体に注目し,製品・技術の開発において意義のあるイノベーションを起こしていく」との姿勢を示した。続いて挨拶したロイヤルフィリップスCT事業ゼネラルマネージャーのミカエル・ストリンドランド氏は,フィリップスのCT事業を紹介し,「正しい診断を1回の検査で確実に行えることにフォーカスし,臨床の知見を活用した製品・技術開発により,病院経営におけるコスト削減に貢献していく」と述べた。
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IQonスペクトラルCTは,異なる素材の検出器を2層に重ね,照射された連続X線を低エネルギーと高エネルギーに分解してデータを取得することで,レトロスペクティブにスペクトラルイメージングを可能にする。スペクトラルデータの位置ズレ・時相ズレがなく,撮影前の設定が不要など,従来のdual energy撮影の課題を解決でき,撮影方法や検査フローを変えずに,診断価値を高めた検査を実現する。
Allura Centronは,15インチのFPDを搭載したAlluraシリーズの最新システム。床置き式Cアームを採用したトータルコストオーナーシップ(TCO)を軽減する経済性を重視したパッケージでありながら,1回の多軌道回転撮影で多方向からの造影撮影を行うXperSwingやデバイスを強調するStentBoostなどのツールを搭載し,低侵襲インターベンションを支援する。
BV Vectraは,9インチのI.I.を搭載した整形外科に特化したシステムで,カンターバランスを採用し,コメディカルも扱いやすい高い操作性を実現している。メタルアーチファクト軽減機能“MetalSmart”や,オフセットでも明瞭な透視・撮影画像を得られる“BodySmart”機能など,整形領域における手技を支援する機能を標準搭載している。
MRIエリアでは,映像と音楽で快適な検査環境を演出する“In-Bore Experience”を来場者が次々と体験していた。あわせて,体内インプラントデバイスをシンプルに管理できるユーザーインターフェイス“ScanWise Implant”を紹介した。
このほか,ボリュームデータを用いて高精度かつ短時間に位置合わせを行う“Auto Registration”機能を搭載したプレミアム超音波診断装置「EPIQ」や,マルチモダリティワークステーションの最新バージョン「IntelliSpace Portal V8」をはじめとしたITソリューション,デジタルPET/CT(薬機法未承認)の技術展示など,多彩な製品・技術が展示された。
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●お問い合わせ先
(株)フィリップスエレクトロニクスジャパン
住所:東京都港区港南2-13-37 フィリップスビル
TEL:0120-556-494
URL:http://www.philips.co.jp/healthcare