2015-4-18
シーメンス・ジャパンブース
これまでITEMでは主要企業のブースは会場外周に配置されることが多かったが,ITEM2015のシーメンス・ジャパンは展示ホールのほぼ中央にブースを構えた。今年のブーステーマは,昨年と同様に「Answers for life.」として,ITEM前にリリースされた多くの新製品を含め,正確な診断とリスクの少ない治療をサポートする革新的な技術を多数展示した。ブースでは,モダリティ別の展示に加えて,Cardiology,Women's health,Therapyの3つの領域でシーメンスが提供するソリューションを総合的に提案した。
MRIでは,静音技術“Quiet Suite”や動きのアーチファクトを大幅に軽減し自由呼吸下での撮像を可能にする“FREEZEit”などハイエンドの機能を搭載しながら,電力消費を最大30%削減する新技術“Eco-power”によってコストにも配慮した1.5T MRI「MAGNETOM Amira」を展示。また,新生児撮像用の16チャンネルコイル“Pediatric 16 coil”を紹介した。
CTでは,1つのX線管から照射されるX線束を2種類のエネルギースペクトルに分割することで,シングルソースCTでもデュアルエナジーイメージングを可能にする“TwinBeam Dual Energy”を紹介した。実機としては,TwinBeam Dual Energyを搭載可能なシングルソースCTの最上位機種である「SOMATOM Definition Edge」を展示した。
超音波では,新たに開発された3D経食道プローブ“Z6Msプローブ”によって,TAVIなど心臓の低侵襲治療をサポートする超音波画像診断装置「ACUSON SC2000 PRIME」を紹介した。
領域別展示のCardiologyコーナーでは,ITEM2014でリリースされた「Artis one」が初めての実機展示された。Artis oneは,床置きタイプながら柔軟なCアーム駆動が特長で,循環器領域でも広範囲のサポートが可能になる。そのほか,同コーナーでは超音波診断装置「ACUSON X300 PE」とケーブルレス超音波診断装置の「ACUSON Freestyle」を展示して,総合的なカテ室のソリューションを提案した。そのほか,ITEM前にリリースされた「Artis zee」シリーズの後継で,イメージングチェーンを一新した「Artis zee PURE」は,特長やアプリケーションなどをモニタでプレゼンテーションした。
Women's healthコーナーでは,広範囲を自動スキャンできるプローブでボリュームデータを収集しワークステーションでの診断を可能にする「ACUSON S2000 ABVS」,トモシンセシス機能など高精度の画像収集が可能なマンモグラフィ「MAMMOMAT Inspiration PRIME Edition」と,検診などのスクリーニングに対応する「MAMMOMAT Fusion」などを展示した。
PACSでは,自動解析処理技術を駆使したsyngo.viaのコア技術である“ALPHA Technology”や“MM Reading”などの機能を搭載した3D PACSである「syngo.plaza 3D+」を紹介した。
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●お問い合わせ先
シーメンス・ジャパン株式会社
住所:品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎ウエストタワー5F
TEL:0120-041-387
URL:http://www.healthcare.siemens.co.jp/medical-imaging