2015-4-14
syngo.plaza 3D+
- PACS機能に2D-3D読影機能の全てを搭載
- 読影業務の効率化と負担軽減を実現
シーメンス・ジャパン(株)は,医用画像情報分野のさらなる強化のため,医用画像情報管理システム(PACS)の新製品「syngo.plaza 3D+(シンゴプラザ スリーディープラス)」の販売を開始した。「syngo.plaza 3D+」は,自動解析処理技術を駆使した読影支援・画像解析システム「syngo.via」のコア技術である「ALPHA Technology*1」や「MM Reading*2」などの機能を搭載した3D-PACS。従来のPACS機能に,通常の読影時に必要な2D-3D 機能の全てをサーバ1台に搭載することにより,これまで3Dワークステーション端末で行っていた画像処理をPACS本体で作成することを可能にし,読影業務の効率化と3D作成業務の負担軽減を実現する。
●「syngo.plaza 3D+」の特長
・自動位置合わせ機能により日常画像診断に貢献
従来,煩雑であった比較読影も自動位置合わせ機能により,過去検査画像等の位置合わせが容易に可能となる。これにより,多くの比較読影を行う日常の画像診断に貢献する。
・フィルムレス画像診断を実現する画像作成・表示機能を搭載
1台のシステムで2D-3Dでの操作が可能であり,基本的なMPR*3/MIP*4 画像,読影に不要な骨やテーブルを抜いた状態でのVRT*5 画像の作成や画像の重ね合わせ(フュージョン)を行うことができる。さらにボリューム体積の計測や肋骨・椎体の位置ラベルのワンボタンでの自動表示など,フィルムレス診断に必要な画像表示機能を装備している。これらの機能により,3Dワークステーション端末を使用することなく日常の読影が可能となり,読影効率の向上とスタッフの業務負担の軽減が実現される。
同社のイメージングIT製品に関する情報は,シーメンス・ジャパン ホームページ 製品紹介ページを参照(「syngo.plaza 3D+」については4月末公開予定)。
URL:http://www.healthcare.siemens.co.jp/medical-imaging-it
シーメンスは2015年4月17日(金)~19日(日)にパシフィコ横浜で開催される「ITEM2015(国際医用画像総合展)」にて,syngo.plaza 3D+を含む数多くの新製品を出展する。
ITEM2015 シーメンス展示情報ページ URL: www.siemens.co.jp/ITEM2015
*1 パターン認識技術を応用した,肩,膝等の関節や脊椎の部位認識機能
*2 簡易操作で3D画像の表示に役立つ基本ソフトウェア
*3 MPR(Multi Planar Reconstruction:任意多断面再構成)。ボリュームデータをある平面で切出して再構成した画像
*4 MIP (Maximam Intensity Projection:最大値投影法)。ある投影部分のCTの最大値表示する方法
*5 VRT (Volume Rendering)。領域抽出を必要とせず,3次元データから直接立体画像を作成する方法
●問い合わせ先
シーメンス・ジャパン(株)
コミュニケーション部
へルスケアマーケティングコミュニケーショングループ
TEL 03-3493-7630
http://www.healthcare.siemens.co.jp/medical-imaging