2014-4-12
コニカミノルタヘルスケア ブース
コニカミノルタヘルスケアは,ITEM会場においてワイヤレスFPD「AeroDR」の第二世代と位置づける「AeroDR2」を発表したほか,4月9日に発表したばかりである最新の超音波診断装置「SONIMAGE HS1」などをPRし,注目を集めた。
2011年に発表され3年が経つAeroDRは,大幅なブラッシュアップが図られ,第二世代の「AeroDR2」へと進化した。「AeroDR1417」で2.9kgあった重量が新型のハイブリッドカーボンファイバー一体成型筐体により,高い堅牢性と軽量化を両立。世界最軽量の2.6kgを実現している。落下耐性も向上し,1.0mの高さから落としても破損しない。また,2辺支持で130kgの重さに耐えるなど曲げ強度も強化。耐浸水性,防水性も優れており,救急医療の現場などで威力を発揮する。次世代バッテリと言われるリチウムイオンキャパシタを採用しているが,さらに能力を従来比150%向上。ソフトウエアの最適化によりサイクルタイムを短縮するなど,ワークフローの改善につながる性能をさらに強化している。すでに薬事承認を受けているが,正式な販売時期は未定である。
超音波診断装置の新製品SONIMAGE HS1は,2014年1月に事業統合したパナソニックヘルスケアの超音波事業部門と共同開発した最初の製品。新開発のインターフェイスは,操作キーを8つに絞り込み,タッチパネルと組み合わせて,直感的な操作を実現している。高感度と広帯域化を両立した超音波プローブを開発。広帯域ハーモニックイメージングにより多くの信号を画像化に利用できる。また,X線撮影で培った画像処理技術「HS処理」を応用した高い分解能を実現した。このほか、2013年9月に発表された重さ392g,手のひらサイズの「SONIMAGE P3」も展示された。70万円(税別)という価格設定で,高い人気を得ている。
IT関連では,「NEOVISTA I-PACS SX」などをPR。クラウド保管サービスである「データバンクアーカイビング」と組み合わせたソリューションを紹介していた。ほかに、乳がんの小線源治療を行うためのデバイス「SAVI」を展示。従来の放射線治療の治療期間を短縮し,5日程度という短期間での治療を実現。これにより,患者のQOLを向上する。また,X線画像の診断を支援するアプリケーション「診断支援Navi」のデモも行われた。
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●お問い合わせ先:
コニカミノルタヘルスケア株式会社
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