2014-4-2
ACUSON Freestyle
シーメンス・ジャパン(株)は,世界初※のケーブルレスプローブを搭載した超音波画像診断装置「ACUSON Freestyle (アキュソン フリースタイル)」の販売を4月2日より開始した。「ACUSON Freestyle」は,より快適で自由な超音波検査を可能にする。これまでのケーブルがあることによる課題を解消し,「ワークフローの向上」,「拡がる装置レイアウト」,「自由なアプローチ」,「感染リスクの低減」を実現する。年間目標販売台数は,200台を予定している。
なお,2014年4月11日(金)~13日(日)にパシフィコ横浜で開催されるITEM 2014(国際医用画像総合展)にて本製品を展示する。
「ACUSON Freestyle」は,特に被検者の傍で迅速な検査をおこなう「Point of Care」領域での使用に注力し,「使いたいときにすぐ」,「いつでも,どこでも」をコンセプトに開発された。装置起動は30秒以内,ケーブルレスプローブはバッテリ駆動で最大90分の連続使用が可能。また,画像を構築するために必要な膨大な量のデータ通信は,ウルトラワイドバンドテクノロジー(UWB)を利用し,ケーブルレスでありながらも妥協のない高画質の画像を提供する。
●「ACUSON Freestyle」の特長
・ワークフローの向上
ケーブルレスは「Point of Care」の現場で,より快適なワークフローを実現し,実際に検査を行う方々のストレスを低減するだけでなく,清潔区域で操作補助するときの煩わしさ,装置移動の際のケーブル巻き込みによる断線リスクなども取り除くことで,周囲の医療従事者のワークフローも改善する。
・拡がる装置レイアウト
これまで,ケーブルの長さや操作パネルまでの距離などの問題から検査室内での装置レイアウトは限定され,超音波画像診断装置の移動だけでなく血管撮影装置のCアームの動きやモニタの設置場所にも配慮が必要であった。ACUSON Freestyleは,約3mという広範囲でプローブから装置本体の遠隔操作が可能なため,多くの医療機器や機材が密集するエリアでも,最適な場所に装置を配置することができる。
・自由なアプローチ
ケーブルレスによって,正確な診断のために「診たい部位」を「診たい方向から」自由にスキャンすることができる。検査時の無理な体勢でのスキャンが必要なく,検査実施者にとっては手首への負担が軽減される。また,疾患や状況により体を動かすことが危険・困難な患者にとっては,安全で無理のない体勢で検査をうけることができる。
・感染リスクを低減
手術室などで清潔区域を維持することは不可欠。これまでの超音波診断装置では,滅菌カバーをプローブのみならずケーブルまで含めて被せる必要があった。ケーブルレスプローブであれば,プローブのみを滅菌カバーで完全に覆うことができ,患者への感染リスクも低減することができる。
詳しい製品情報は,下記ウェブサイト参照。
www.siemens.co.jp/Freestyle
※ 2014年4月2日現在 同社調べ
●問い合わせ先
シーメンス・ジャパン(株)
コミュニケーション部
へルスケアマーケティングコミュニケーショングループ
TEL 03-3493-5216
http://www.healthcare.siemens.co.jp/medical-imaging