Biograph mCT
シーメンスヘルスケア
PET/CT
妥協のない分子イメージング "Molecular Imaging" の世界へ新たな一歩を踏み出します。
PET専用機から飛躍的な技術進歩を成し,PET/CTは臨床検査へ広く普及してきました。その検査は,腫瘍の存在・拡がりや転移の確認のみにとどまらず,治療効果判定,治療計画への応用が求められています。Biograph mCTは,現場のニーズに応えるべく,さまざまな課題の解決に取り組みました。
・より詳細な機能情報と形態情報を同時に得ること
・より小さい病変を正確に検出できること
・より短時間で検査を行うこと
これらの要素を満たすため,PETとCT それぞれの性能を追求し統合したソリューションが,Biograph mCTに搭載されています。
特長<1>
優れたデザインによるペイシェントケアと快適性の向上
Biograph mCTは,小児から大きな体格の被検者まで,あらゆる被検者が快適に利用できる設計になっています。78cmの大きな開口径で,放射線治療計画への応用にも最適です。
特長<2>
妥協を許さないPET検出部
Thin slice 2mm PETおよびHi-Rez LSO検出器の搭載により,Biograph mCTと同等の高い再現性と定量性をもたらすPET画像を提供します。
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特長<3>
PETにおける高分解能画像再構成機能
PET・CT装置の今後10年の運用を考慮すると,全身撮像だけではなく頭部撮像の重要性も増し,より高分解能画像の出力が必要となります。Isotropic(等方性)を実現する4×4 mm LSOクリスタルを使用したデータ収集は,CT やMRIと同じ512 x 512マトリクスでの画像再構成を実現しました。 全身撮像のプロトコルにおいて,頭部の収集時間を長く設定し,通常の全身画像に加え高分解能な頭部 画像出力にも対応可能です。
特長<4>
TOF技術による読影しやすいPET画像
TOF(Time of Flight)技術は,患者の体格に左右されることなく小さな病変を正確にとらえ,読影しやすい安定したPET画像を提供します。
特長<5>
速度可変型寝台連続移動によるPET全身撮像技術
FlowMotion技術は,必要最小限の範囲設定を可能にし,短時間PET撮像設定に自由度をもたらします。また,CT撮影範囲もPET同様に設定できるため,被ばく低減にもつながります。さらに速度可変技術により,任意範囲での目的別撮像が可能です。
特長<6>
CT画像での金属アーチファクト低減機能「iMAR」
PETの画像再構成における補正はCTの情報を使用します。
CT装置で普及している金属アーチファクトへの対応も重要な要素の1つです。iMARは金属により失われたジオメトリー情報とCT値を高い精度で復元することが可能です。また,対象とする金属やアーチファクトの種類,撮影部位に応じて,最適化された8種類の低減アルゴリズムを選択でき, さまざまな臨床条件に対応することができます。
・ガントリ
・撮影寝台(リニアモータ駆動)
・操作コンソール(2面モニター)
・付属品
*CT部の仕様
・64スライスCT
・X線定格出力 80kW
・X線管球の蓄熱熱容量 50MHU相当
・X線管球の冷却効率 7.3MHU/min
・X-Y断面内電磁焦点偏向システム(Flying Focal Spot)
・Z軸方向電磁焦点偏向システム(Z-Sharp)
・CT自動線量調整(CARE DOSE 4D)
・CT管電圧自動調整(CAREkV)
・拡張FOV 78cm CT画像(HD-FOV)
・CT画像再構成時間(40枚/秒)FBP
*PET部の仕様
・LSOクリスタル 4.0 x 4.0 mm
・TOF時間分解能 540 psec(自社基準),565 psec(NEMA NU2 2018)
・TOFゲイン 2.5倍
・撮像方法 スタティック,マルチベッド,リストモード
・画像再構成法 3D-FBP(DIFT),3D-FBP(DIFT)+TOF,3D-OSEM,
3D-OSEM+PSF,3D-OSEM+PSF+TOF
・散乱線補正方法 相対的方法,絶対的方法
・FlowMotion
・Whole-body Dynamic
・治療計画用天板
・OncoFreeze
・OncoFreeze AI
・SAFIRE
・iMAR
・Auto Image Fusion
※オプション機能を含む
・全国にサービス拠点を配置
・コールセンターにて画面共有を行い,操作方法をサポート
●お問い合わせ先
シーメンスヘルスケア株式会社
東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎ウエストタワー5F
TEL 03-3493-7500
https://www.siemens-healthineers.com/jp/
担当部署:コミュニケーション部