NM/CT 870 CZT
GEヘルスケア・ジャパン
SPECT/CT
Bring theory to life with CZT
NM/CT 870 CZTは,CZT検出器を搭載した全身用診断用CT搭載型SPECT装置です。
研究用として,また高性能の臨床用機器として新たな可能性を秘めた装置です。
高分解能,高エネルギー分解能で,病変検出能や定量性の向上により治療戦略や病期診断における確信度が上がり,真の診断のための核医学検査のさらなる可能性をもたらします。さらなる進化を重ねて第3世代となったNM/CT 870 CZTでは,新機能であるSwiftScan SPECT収集が搭載されています。これにより,スキャン時間の短縮を実現し,病変描出能を改善しました。さらに,最新の核医学装置専用ワークステーション Xeleris 4DRの組み合わせにより,従来煩雑であった定量化のための操作手順がよりシンプルになりました。様々な検査目的を持つ核医学診断に適した定量値を迅速に提供します。
特長<1>
高画質,短時間収集を実現する半導体(Cadmium zinc telluride:CZT)検出器
- 従来の間接変換から直接変換へ
- 2.46mmのピクセル検出器とレジスターコリメータによる高空間分解能
- 6.3% 高エネルギー分解能
- 高空間分解能による小病変描出能の向上および定量精度の向上
- 高エネルギー分解能によるCNR(コントラストノイズ比)の向上
特長<2>
新機能「SwiftScan」の搭載により,さらなる画質の向上と収集時間の短縮が可能となります。従来の分解能の良さはそのままに,感度は大幅にアップします。「SwiftScan」は,検出器が移動する間のデータ収集も可能となることから,SPECT収集において感度の向上が可能*となります。全身SPECT/CTなど広範囲スキャンも短時間で収集可能になります。 *当社比
SPECT画像比較(ファントム比較画像はアンガー型カメラのものになります)
特長<3>
定量
従来の核医学検査は,定性的な機能画像として機能低下や異常部位を表してきました。新しいXeleris4DR では,SPECT/CTの利点を生かし,様々な検査項目に特化した定量アプリケーションを搭載しています。様々な検査目的を持つ核医学診断に適した定量値の提供が可能です。
特長<4>
新しい検査方法の可能性
- 例えば,エネルギー分解能の良さを生かし脳血流とドーパミントランスポーターを1回の撮影で画像化
- リストモード収集による研究の加速
特長<5>
Smart Consoleによるスマートワークフロー
例えば,骨シンチ検査などでWBスキャンの後,SPECT/CTスキャンを追加するかどうか確認が必要になることがあります。Smart Consoleなら,遠隔でWB画像を確認して,追加の撮影範囲を画像上で的確に指示することが可能です。
特長<6>
CT機能のさらなる充実
高画質・低被ばくの両立を可能にした最新16列 MDCTテクノロジー
- ASiR※ で低線量,高画質に。
- Smart MAR※は,金属アーチファクトを低減する逐次近似画像再構成アルゴリズムであり,体内金属のある患者様でもアーチファクトの心配なく検査を行うことが可能です。
- Q.AC により超低線量スキャンでも,高精度吸収補正が可能。
- Wide View CT for CTACにより,CT吸収補正用のCT再構成範囲を,70cmに拡大可能。
- 32スライスオーバーラップ再構成※で,CTの線量を上げることなく,Z軸方向の視覚的分解能が向上。
- 微細な器官を高分解能で再構成する,ウルトラカーネル※搭載。
※オプション
・ガントリ(SPECT部,CT部)
・リモートコントロールユニット
・表示ユニット
・撮影テーブル
・収集コンソール
・コリメータ部
・分電ユニット
・ヘッドホルダ
・アームレスト
・レッグサポート
・アクセサリ
SPECT部
・半導体(CdZnTe:CZT)検出器
・有効視野(FOV):51×39 cm
・エネルギー分解能:6.3%以下
CT部
・24列 X線検出器
・スキャン時間(秒):0.5,0.6,0.8,0.9,1,2,3,4
・スライス厚(mm):0.625,1.25,3.75,5,7.5,10
・最大撮影領域(cm):50(70:Wide View)
・開口径(cm):70
・核医学ワークステーション GENIE-Xeleris(ジニーエクセラリス)
・Volumetrix MI ソフトウェア
・AutoTabソフトウェア
・基本画像処理ソフトウェア
・SPECT処理ソフトウェア
・逐次近似ソフトウェア
・3Dソフトウェア
・体動補正ソフトウェア
・イメージレジストレーション
・ソフトウェア
・QGSソフトウェア
・QPSソフトウェア
・QuantEM腎機能解析ソフトウェア
・Aladdinプログラミングソフトウェア
・エモリーツールボックス
・Q.Volumetrixソフトウェア
・Q.Lungソフトウェア
・Q.Brainソフトウェア
・Dosimetryソフトウェア
・Evolutionソフトウェア
・DaTQUANTソフトウェア
他
(画像処理は核医学装置ワークステーション GeniE-Xeleris(ジニーエクセラリス)にて行います)
(Optionを含みます)
・全国58か所のサービスセンター&ステーション
・各種メンテナンスメニュー
・電話回線利用 リモートサービスInsite
・電話回線利用 リモートトレーニング TipVA
・24時間対応カスタマー・コールセンター
使用状況に応じて,さまざまなメンテナンスプランをご用意しております。
詳細については営業・サービス担当者へお問い合わせください。
●お問い合わせ先
GEヘルスケア・ジャパン株式会社
東京都日野市旭が丘4-7-127
TEL 0120-202-021
https://www.gehealthcare.co.jp/
担当部署:MICT部