Astorex i9
キヤノンメディカルシステムズ
X線TVシステム デジタル(FPD)
お客様とともに,変わる診療スタイルを実現する Astorex i9
キヤノン製平面検出器「i-FPD」を採用し,新規開発した画像処理装置「i-DR」を組み合わせたキヤノンのデジタルX線TVシステムです。理想のX線TVシステムとは何かを,ユーザーである医師,技師,そしてキヤノンで追求し,製品化しました。
新機能の「i-fluoro」は,天板や映像系(X線管-FPD)の機械的な動作を行うことなく透視中に必要な視野移動を実現します。内視鏡併用検査等でスコープが体内に入っている状況や,椎体穿刺など穿刺の手技において患者さんに振動のない視野移動を可能とし,安心の検査環境を提供します。
特長<1>
i-fluoroによる安心な透視視野の移動を実現
天板や映像系の機械的移動を伴わずに視野移動し,従来通り,視野拡大や,観察領域をモニタに全画面表示することができます。穿刺手技や内視鏡併用検査で天板・映像系を動かさずに視野移動を行えるため,スムーズな手技と患者さんに優しく安心な検査環境を提供します。
特長<2>
高画質で低被ばくを実現するoctave iを搭載
パルス透視のフレームレートによらず,高画質と従来比で照射線量約65%低減を実現した高画質・低線量検査コンセプト「octave」は,キヤノン製17インチFPD「i-FPD」と,画像処理装置「i-DR」によって「octave i」に進化し,さらなるノイズ低減とコントラスト分解能を実現しました。また,通常の透視像に加え,高精細透視モードを搭載したことにより,ガイドワイヤなど各種デバイスがより見やすい透視像を提供します。
特長<3>
コンパクトな寝台で多目的検査に対応できる幅広い動作範囲を実現
約173㎝の奥行により装置手前に広々としたスペースの確保ができます。これにより寝台前のスペースを広く取れるため,術者の立ち位置やカートの配置に余裕がもてる他,医療機器の配置にゆとりができ,周辺機器を自在に設置できます。
特長<4>
広いカバレッジを提供する長尺撮影:i-stitch
長尺撮影「i-stitch」は,異なる部位間に生じるX線の吸収差を考慮したFineモード,貼り合わせ精度を優先したSuper Fineモード,大きなFPDサイズを活用して画像内の統一性を高めたWideモードの3つの撮影モードを選択できます。また撮影後,画像はi-DR上で自動的に貼り合わせ,確認できるため,検査のスループット向上に寄与するワークフローデザインとなっています。
特長<5>
複数の断層像が得られるトモシンセシス撮影:i-slice
トモシンセシス撮影は,一連の投影データから,任意の位置の断層像を再構成する技術であり,前後の重なりを避けた画像が得られます。また,数秒間の1回撮影で終了するため,患者さんの拘束時間や被ばくが軽減され,立位での撮影もできるため,荷重をかけた状態の評価が可能です。Astorex i9のトモシンセシス撮影「i-slice」は撮影後,「i-DR」で自動的に画像を再構成し,確認できるため,「i-stitch」と同様に検査のスループット向上に寄与するワークフローデザインとなっています。
●お問い合わせ先
キヤノンメディカルシステムズ株式会社
栃木県大田原市下石上1385番地
TEL 0287-26-5100
https://jp.medical.canon
担当部署:広報室
一般名称 据置型デジタル式汎用X線透視診断装置
販売名 デジタルX線TVシステム Astorex i9 ASTX-I9000
製造販売認証番号 302ADBZX00081000