ITEM2021 富士フイルム医療ソリューションズ 取材速報 
富士フイルムグループとして製品間の連携性を高め,ユーザビリティを向上させた製品ラインアップを出展


2021-4-18


富士フイルム医療ソリューションズブース

富士フイルム医療ソリューションズブース

富士フイルム医療ソリューションズは,旧横河医療ソリューションズが2019年に富士フイルムグループ入りしてから,初めてのITEMでの展示となった。今回は,富士フイルムメディカル,富士フイルムヘルスケア(旧日立製作所ヘルスケアグループ)と合わせて,展示会場では最大のエリアを占めた。

展示では,富士フイルムグループとして富士フイルムの人工知能(AI)技術を搭載したAIプラットフォーム「SYNAPSE SAI viewer」や3D解析アプリケーション「SYNAPSE VINCENT」との連携を高めた,同社の画像診断ワークステーション「ShadeQuest/ViewR-DG(ViewR)」所見レポート作成システム「ShadeQuest/Report」などの製品をアピールした。

ShadeQuest/ViewR-DGでは,画像表示画面から右クリックメニューでSAI viewerやSYNAPSE VINCENTが起動でき,“肺結節検出機能”や“肺結節性状分析機能”による解析結果をワンクリックでShadeQuest/Reportへ貼り付けられるなど,一体化した利用が可能なことを紹介した。

また,富士フイルムの医療AIブランド“REiLI”の臓器セグメンテーション技術を応用した放射線治療計画支援ソフトウェア「SYNAPSE Radiotherapy」を展示。SYNAPSE Radiotherapyでは,ディープラーニング技術による臓器の自動認識で,治療計画の際の業務を効率化できる。

同社では,ShadeQuestシリーズの各製品についてユーザーからのフィードバックを取り入れ,常に機能の向上を進めている。ViewRとReportでは,1検査の読影にかかった時間を自動で記録し管理できる機能などを紹介した。放射線部門業務システム「ShadeQuest/RIS」では,液晶モニタ画面のワイド化(16:9や16:10)によって表示領域が広がったことから,従来はタブで分けられていたメモやコメントを常時表示にすることで,安全管理の面で視認性を向上したことなどをPRした。

被ばく線量管理システム「ShadeQuest/DoseMonitor」では,透視装置を管理対象に加えたほか,撮影プロトコールをより詳細に登録できるようになった。

SYNAPSE SAI viewerなどとの連携を高めたPACSビューワ,レポートシステムを展示

SYNAPSE SAI viewerなどとの連携を高めたPACSビューワ,レポートシステムを展示

 

右クリックメニューやボタンでSYNAPSE SAI viewerやVINCENTと簡単に連携

右クリックメニューやボタンでSYNAPSE SAI viewerやVINCENTと簡単に連携

 

読影時間を計測する機能を搭載

読影時間を計測する機能を搭載

 

「ShadeQuest/RIS」ではモニタのワイド化に合わせ表示内容を最適化

「ShadeQuest/RIS」ではモニタのワイド化に合わせ表示内容を最適化

 

REiLIの機能を搭載した放射線治療計画支援ソフトウェア「SYNAPSE Radiotherapy」

REiLIの機能を搭載した放射線治療計画支援ソフトウェア「SYNAPSE Radiotherapy」

 

臓器セグメンテーション技術を応用して臓器輪郭の描出を支援

臓器セグメンテーション技術を応用して臓器輪郭の描出を支援

 

被ばく線量管理システム「ShadeQuest/DoseMonitor」

被ばく線量管理システム「ShadeQuest/DoseMonitor」

 

●お問い合わせ先
社名:富士フイルム医療ソリューションズ株式会社
住所:〒167-0051東京都杉並区荻窪4-30-16 藤澤ビルディング
TEL:03-6383-6272
URL:http://ffms.fujifilm.co.jp/


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