ITEM2013 エプソン販売 ブースレポート
ブルーレイ対応のデュプリケータに新しく「まとめてリード機能」を搭載
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2013-4-26
エプソン販売ブース
エプソン販売は,医用画像市場向けの製品として,画像データをCDやDVDに書き込み,レーベル印刷までを行うディスクデュプリケータを紹介した。ブースでは,複数あるラインナップのなかから,主力製品である「PP-100」と,昨2012年に発売したブルーレイディスク対応の「PP-50BD」を展示。アレイ社のソフトウエアを使ってのデモンストレーションが行われた。あわせて,新しくPP-50BDに搭載されたソフトウエア「まとめてリード機能」も紹介し,画像データをCD/DVDで取り扱う医療現場の作業環境の改善を提案した。(4月13日取材)
●一度に100枚までディスクの処理が可能なスタンダード機種「PP-100」
「PP-100」は,一度に100枚までのブランクディスクをセットでき,効率よくCD/DVDへの書き込みを行うことができる,同社のデュプリケータのスタンダード機種。50枚ずつセットできる2つのスタッカーと,CD/DVDのどちらにもデータの書き込みができるドライブ2機,レーベル印刷を行うプリンターで構成される。2つのスタッカーそれぞれに,CDとDVDを分けて入れるという使い方もできる。
サポートしているメーカーのビューワソフトウエアとデュプリケータがリンクし,自動でCD/DVDの書き込みを行う。ブースでは,アレイ社のソフトウエアを使ってデモンストレーションが行われ,ビューワ上でディスクへ書き込みたい画像を選択し,「CD作成」ボタンを押すだけで,データの書き込みから患者IDなどのレーベル印刷までが自動で行われる。画像データを書き込まれたディスクは,装置内でアームがプリンターへと運び,あらかじめ設定したレイアウトで印刷が行われるため,手作業の場合にリスクとなるデータとレーベル印刷の不一致が起こらないことが,最大の利点といえる。もちろん,画像の選択とCD/DVD作成指示のボタンを押すだけで一連の作業が自動で行われることで,作業の手間を大幅に削減することができる。
現在,ピー・エス・ピーやパナソニック,クライムメディカルシステムズなど,14社のソフトウエアのサポートがあり,医療機関ではPACSとの相性が合うソフトウエアでのシステムを組むことができる。
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●読み込みを行う新機能「まとめてリード」も搭載されたブルーレイ対応の「PP-50BD」
「PP-50BD」は,ブルーレイディスクへの書き込みも可能なシングルドライブのデュプリケータ。ブランクディスク用スタッカーに50枚までのディスクをセットできる。CD/DVD用のデュプリケータと同様に,他院との画像データのやり取りのためのディスク作成としての用途はもちろん,CD/DVDよりも容量の大きいブルーレイディスクの特長を生かし,バックアップ用ディスク作成の用途なども提案していた。
そのようなバックアップ用ディスク作成にも有用な機能が,2013年1月に新しくリリースされた,ディスクからデータを読み込む(インポートする)「まとめてリード機能」である。画像などのデータの入ったCD/DVDをセットすると,フォルダごとやイメージごとに,自動でPCのハードディスクにコピーされる。50枚までまとめて読み込むことが可能。PP-50BDの標準ソフトウエアとして提供される。地域連携やセカンドオピニオンのために,院外から持ち込まれたデータをまとめて自院のシステムに入れ,医師が検索をして参照する,といった運用が想定されている。また,従来はCD/DVDで保存していたデータを,まとめてリード機能を使ってブルーレイディスクにまとめ直すことで,例えばディスクの枚数が1/10程度になるなど院内の省スペース化に貢献する。
100床以上でPACSを導入している施設を主対象としてるが,今後はさらにデジタル化が進むと考えられることから,100床以下の施設への導入も期待されるという。
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お問い合わせ先:
エプソン販売株式会社
東京都新宿区西新宿6-24-1
http://www.epson.jp/products/discproducer/