今回も展示の中心はCD/DVDデュプリケータ「PP-100シリーズ(以下PP-100)」だが,新機能としてCD/DVDの連続“読み込み”の機能を紹介した。現在,医療機関では持ち込まれたディスクを1枚ずつウィルスチェックを行い,画像データなどを読み込んでいるが,今回の新機能では複数のディスクからの一括読み込みを可能にして,まとめて属性編集などを行った上で病院情報システムにデータの登録することができる。現在,読み込み用のソフトウェアをアレイと開発中で,発売は夏以降を予定している。また,アレイ以外のベンダーにも順次対応の予定。
PP-100は,ディスクの書き込み機能とレーベルプリンタが一体化した装置で,1台でCD/DVDへの書き込み,表面の印字を行うことができる。横河電機やインフォコム,インフィニットテクノロジーなどPACSベンダー各社との接続実績があり,PACSから直接作成指示ができるほか,アレイのQRシステムを使用することでPACSや診断機器のメーカーを問わずに接続が可能だ。書き込み速度は,CDの場合でフルデータの書き込み4分弱,レーベル部分のプリントに約1分。また,コストは,メディア代(CD)を含めて1枚50円前後で作成でき,従来のフィルムに比べても大幅なコスト削減が期待できる。 |