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取材報告 国際モダンホスピタルショウ2012富士通—「HumanBridge」と「HOPE」シリーズを中心に連携ソリューションを展示
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■富士通
「HumanBridge」と「HOPE」シリーズを中心に連携ソリューションを展示
7月19日（木）
富士通は，メインステージにおいて，地域連携ソリューションの「HumanBridge」のプレゼンテーションを行い，「地域がつながる，安心がひろがる」というメッセージを来場者に発信した。展示では，このHumanBridge関連の新製品に加え，アプリケーションである「HOPE」シリーズの各製品の新機能などがPRされた。
Humanbridgeは，「Humanbridge在宅ソリューション」と「HumanBridge Portal」が新たなソリューションとして，デモが行われた。Humanbridge在宅ソリューションは，地域連携ネットワークの「HumanBridge EHRソリューション」と介護事業支援システム「HOPE/WINCARE-ES」が連携し，介護現場において医療情報を参照できるようにする。この「HOPE/WINCARE-ES」については，同社のAndroid端末「Arrows」との組み合わせも披露された。
一方のHumanBridge Portalは，地域連携が進む中で，複数のシステムを利用する際に，その窓口となるポータル機能を提供する。1つのIDでシングル・サイン・オンにより，利用できるので，ユーザーの利便性が向上する。このほか，災害時での診療を停めることなく，安全にデータを運用できる「HumanBridge BCPソリューション」も紹介された。
HumanBridge Portalの画面
HOPE/WINCARE-ESのArrowsでの表示
HOPE製品では，電子カルテシステム「HOPE/EGMAIN-GX」にモバイル機能が搭載された新バージョンが出品された。iOS端末とAndroid端末上で，専用アプリケーションを用いて，カルテやPACS画像などを参照できる。これにより，患者ベッドサイドや外出先からでも容易に情報にアクセスすることが可能となる。
HOPE/EGMAIN-GXはiPadにも対応
また，PACS「HOPE/DrABLE-GX」が新製品として登場した。従来のDrABLE-EXより機能を強化。RISにはオーダ内容のプレビューモード機能，撮影前指示入力一覧機能を搭載したほか，撮影部位を間違えないよう画像表示するなどのリスクマネジメント機能を搭載している。ビューワも表示状態の記憶，登録が可能になったほか，患者説明用ツール，2Dと3D画像の同じウインドウ内での表示，キー画像の自動登録などの機能を強化した。
HOPE/DrABLE-GXの2Dと3D画像表示