シーメンス社は今回,ITEM2008のブースコンセプトとして「Innovating every step of your workflow−ワークフローを最適化するイノベーション。あなたと共に,次のステップへ−」を掲げ,トータルソリューションプロバイダとしての取り組みを強く打ち出すブース展開を行った。
同社では,昨年度まで,ユーザー自身が製品の使用経験に基づいてその有用性を実証し,ユーザーからのコメントをブランドメッセージとする「Proven Outcomes」をテーマに掲げてきたが,本年度からは「Answers for life.」が新しいコーポレートメッセージとなった。これは医療を取り巻くさまざまな問題にシーメンスがどのように貢献できるか、どういったソリューション(Answer)が提供できるか、というこれまでよりも一歩踏み込んだテーマを表している。その象徴として,多軸血管撮影装置「Artis zeego」や128スライスCT「SOMATOM Definition AS」,1.5T MRI「MAGNETOM ESSENZA」などの新製品が紹介されたほか,乳がんに対する予防から診断、治療、ケアに至るまでの一連のワークフロー「Breast Care Solution」が紹介されるなど,各モダリティからのさまざまな“答え”が示された。
(4月4日取材) |
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プレスセミナーで挨拶に立ったシーメンスAGメディカルソリューションズMR副社長のDon Fowler氏(左)と,MAGNETOM ESSENZA販売責任者のStefan Domalski氏(右) |
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