MRIコーナーでは,「Achieva 3.0T X-series」と4月から販売が開始された新製品である「Achieva 1.5T A-series」を紹介した。
今回発表されたAchieva 1.5T A-seriesは,Single Gradient とDual Gradientの2機種で構成されている。また,傾斜磁場コイル,パルスシーケンス制御によりSingle Gradientでも従来の1.5Tと同等の最高機種のMin TE/TRを実現。さらに標準で16チャンネルコイル,最大32チャンネルコイルに対応が可能になっている。初年度は80台の受注をめざす。
また,Achievaシリーズは,3.0T装置と1.5T装置がまったく同じサイズであることが特長であり,Achieva 3.0T X-seriesは,3.0T MRIとしては世界最軽量を誇る装置であるという。
このほか, 3.0T X-seriesと1.5T A-series双方に搭載可能な自動読影機能の「SmartExam」が機能拡張され,注目を集めていた。SmartExamは,各施設の検査におけるスライスの位置決めや撮像シーケンスをシステムが学習し,撮影後の画像処理までを容易に行うことができる機能である。従来の頭部から,膝,脊椎,肩にも対応するようになった。これにより,MRI検査の約70%を同機能で行うことができるという。さらに,今後も使用可能な領域を広げていく予定。
|
|
(取材協力:吉澤 裕介さん マーケティング本部 MRプロダクトマネージャー)
|