2007 国際医用画像総合展

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島津製作所 この企業のHPへ ITEM特集トップへ

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株式会社島津製作所 医用機器事業部マーケティング部販売促進課
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2006 

島津製作所

島津製作所

 
"THE POWER of safire" safire imagingの新たな展開に向けた進化を紹介

河島 理恵子さん 医用機器事業部 マーケティング部
河島 理恵子さん 医用機器事業部 マーケティング部
2006年に引き続き"THE POWER of safire"をコンセプトに,島津製作所の直接変換方式FPD 「safire」を搭載した製品シリーズを中心に展示しております。safireを搭載したシリーズにさらに大視野の17インチFPDを搭載した新システムが加わり,新しいアプリケーションも充実してまいりました。そこで, safireシリーズがパワーアップして,さらに新しい領域へと進む力強さ,進化をテーマとして展示し紹介しております。その象徴的なコーナーとして,"トモシンセシス"や"スロットスキャン(長尺撮影,W.I.P.)"などといった最新アプリケーションや最新テクノロジーを紹介しているSafire Gallary があります。メインとなる製品は, 17インチのsafireを搭載したアンギオ装置,同じく大視野のsafireを搭載したCアームシステム,昨年発表した17インチのSONIALVISION safire II,撮影専用の16bit FPDを搭載した一般撮影装置となっています。(4月14日取材)
●17インチsafire搭載血管撮影システムの新シリーズ「BRANSIST safire」
17インチのFPDを搭載した新型のアンギオシステム「BRANSIST safire」を発表。17インチの大視野システムは,全身をターゲットに,主に頭・腹部が中心となる。島津製作所では,アンギオシステムを用いて軟部組織をCTのような断層で描出するCTライクイメージング(W.I.P.)に取り組んでいる。大きなサイズのFPDを用いれば,肝臓などの大きな臓器全体を断層像の中に収められる。CTライクイメージングでは,10秒収集で秒間30枚収集の収得画像から300ビュー程度を再構成して断層像を作成する。また,装置の特徴としては,6軸トリプルピボット機構を用いているためフレキシブルなCアームセッティングが可能である。安全面では,人体を感知するセンサーのほかに,従来不可能だったX線の当たる部分にもタッチセンサーを付け,二重に配慮している。また,バイプレーンタイプもラインナップとしてパネルで展示されていた。さらに,注目のアプリケーションとして,画像処理エンジン「SUREengine」を紹介。これは,画像処理でノイズを低減してステントやカテーテルなどのデバイスをリアルタイムに強調して表示し,IVRを強力に支援する。
(取材協力:宮本 渉さん医用機器事業部マーケティング部)
17インチsafire搭載血管撮影システムの新シリーズ「BRANSIST safire」

宮本 渉さん医用機器事業部マーケティング部

● 17インチsafire搭載デジタルテーブルシステム「SONIALVISION safire II」
17インチsafire搭載デジタルテーブルシステム「SONIALVISION safire II」

岡村 貴由さん 医用機器事業部技術部
17インチのFPDを搭載したあらゆる検査ができる多目的デジタルテーブルシステム「SONIALVISION safire II」を展示。最下位47cmから最上位110cmまで天板が上下し,患者さんの乗り降りや,IVR時に術者の身長により位置調整が容易になる。撮影では,患者さんを動かさずに全身をカバーでき,90°付近でソフトスタート,ソフトストッピングができるため,患者さんが前のめりになることを防ぐことができる。最高16回までの連続の断層撮影が水平・立位で行える。さらに,オプションで1回の撮影で任意の断層撮影が可能なトモシンセシスを選択できる。足はさみ防止用センサーのほか,天板のガード部分や支柱にもセンサーがついており,安全に配慮した装置となっている。また,コンパクト設計のため,スペースの限られた施設でも設置可能。
(取材協力:岡村 貴由さん 医用機器事業部技術部)

●独自のダブルCアーム機構に大視野safire搭載「Cvision safire」
独自のダブルCアーム機構に大視野safire搭載「Cvision safire」
従来の9インチからの大視野FPDに替わり,腹部も1枚の画像に収まるようにしたCアームテーブル「Cvision safire」を発表。心臓を除く頭・腹部・四肢のアンギオと消化管を含めた多目的使用が可能。Cアームテーブルならではの使い良さと,アームが振れることによるX線テレビにない自由な視野を持った装置である。アンギオでは,マスクラン不要の1回曝射でDSAを可能にする独自のRSM-DSA技術を搭載可能である。


●17インチsafire搭載の新システム「RADspeed safire」
16bitの17インチFPDを搭載した一般撮影システム「RADspeed safire」を発表。従来の動画と静止画兼用FPDではなく,静止画(撮影)専用に特化したFPDを新たに開発。これにより,従来の14bitから16bitに検出能が上がり,これまでよりも低線量で高画質を得られるようになった。また,天井走行式のX線管保持機が撮影のプログラムと連動して,登録した位置に自動的に位置決めする"オートポジショニング機能(W.I.P.)"が新たに加わっている。
(取材協:河野 昌弘さん 医用機器事業部技術部)

河野 昌弘さん 医用機器事業部技術部
17インチsafire搭載の新システム「RADspeed safire」


●柔軟性の高いX線テレビシステム「FLEXAVISION」
柔軟性の高いX線テレビシステム「FLEXAVISION」 梅津 好誕さん 島津メディカルシステムズ(株)
I.I.システムのX線テレビ「FLEXAVISION」を展示。使い勝手が良く,スクリーニングに手軽に使える装置をという要望に応えて開発した。診療所や中小病院向けのコンパクトタイプで,I.I.デジタルパッケージ,CRカセッテパッケージおよび複合パッケージの3タイプがある。これらをベースとしてX線管球や透視台などの各ユニットをそれぞれ数種類の中から選択することができる。さらに,各種検査に合わせたオプション機能を必要に応じて追加できるため,施設に合わせたカスタマイズが可能である。
(取材協力:梅津 好誕さん 島津メディカルシステムズ(株))

●直接変換方式FPD搭載新デジタルマンモグラフィシステム「SEPIO NUANCE D T」
直接変換方式のFPDを搭載した乳房用X線診断装置「SEPIO NUANCE D T」を発表。直接変換方式FPDのため微細部分の微妙なX線吸収差を忠実に描出し,高画質を得ることができる。圧迫した乳房を装置側へ引き込む"Max Vision"機能を標準装備していることで,撮影困難な胸壁部分までを簡単に撮影できる。撮影アームがコンパクトで,X線管球部が30°傾くため,十分なポジショニングエリアを確保できる。
直接変換方式FPD搭載新デジタルマンモグラフィシステム「SEPIO NUANCE D T」

●16スライスCTを搭載したPET/CT「Eminence STARGATE」(薬事未承認 学術参考出展)
16スライスCTを搭載したPET/CTシステム「Eminence STARGATE(薬事未承認)」を紹介。シングルCTとPET装置を組み合わせた「Eminence SOPHIA(SET-3000GCT/BCT)」を販売しているが,マルチスライスCTとの組み合わせの要望が強く,国内外で定評ある東芝メディカルシステムズの16スライスCTと融合させたPET/CTを開発した。島津製作所のPET/CTのコンセプトであるPET機能を単独で利用するためにPET装置を手前に置こと,CTはあくまでフュージョン目的で使用し,吸収補正には用いない,といった特徴を保持した装置である。同じレール上をガントリだけが別々に動くシステムで,合体型と違い長いトンネルの中に患者さんが入っていくことはない。また,PETとCTそれぞれ単体での使用も可能。
(取材協力:稲岡 祐一さん 医用機器事業部マーケティング部)
16スライスCTを搭載したPET/CT「Eminence STARGATE」(薬事未承認 学術参考出展)

稲岡 祐一さん 医用機器事業部マーケティング部

●小動物用PETシステム「Clairvivo PET」
小動物用PETシステム「Clairvivo PET」 上田 雅之さん 大八木 照之さん 経営戦略室次世代医療事業推進グループ
分子イメージングへ向けた小動物イメージング装置の第一弾として研究目的の実験小動物用PET装置「Clairvivo PET」を展示。島津製作所では,バイオマーカーの探索や,プローブの開発を独自に行い,イメージング装置と合わせて3つの相乗効果で分子イメージング事業を進めている。この小動物用PET装置の特徴としては,マウス全身が1回で撮れるよう体軸方向視野が15cmであることや,トランスミッション計測を工夫することによる全体の計測時間の短縮化などがある。
(取材協力:上田 雅之さん 大八木 照之さん 経営戦略室次世代医療事業推進グループ)


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