これまでにも清潔,優しさ,安全性の3つに配慮した製品作りを行ってきましたが,今回はこうしたコンセプトを皆様にしっかりとお伝えしたいと考え,昨年よりも広いブースで展示を行いました。製品自体の展示数は昨年とほとんど同じですが,大きなモニタの前にたくさんの座席を設置し,新しいプレゼンテーションをじっくりと聞いていただけるようにしています。
主な製品としては,飛躍的な進歩を続けているMDCTに対応するための造影剤注入器「DUAL
SHOT GX」をご紹介しています。また,一部の造影剤注入装置がICタグ付きのシリンジに対応するようになり,シリンジをインジェクタにセットするだけで造影剤の種類や使用期限,ロット番号といった造影剤の情報が読みとれるようになりました。体重などによる造影剤容量の違いなどもインジェクタが自動的に判断できるようになったため,これまでよりも安全性が大きく向上しています。さらに,もう1つの大きなポイントとして,従来は手書きやパソコン入力などで対応していた造影剤の注入結果などの情報を,ネットワーク上で一元管理できる造影検査情報管理システム「CE
Evidence」も,新たにご紹介しています。今後は,院内ネットワークにより配慮した製品づくりを行い,造影剤情報を有効に活用していただける環境づくりに努めていきたいと考えています。
(4月14日取材)
|