お問い合わせ先： 株式会社根本杏林堂
東京都文京区本郷2-27-20 TEL 03-3818-3541
傳法昌幸 企画開発課課長
私どもでは，常に清潔，優しさ，安全性の3つに配慮した製品づくりを行っており，また，日々進歩する造影技術を支える新しい技術の開発に取り組んでいます。展示の中心は新製品のCT用の造影剤自動注入装置「Dual Shot GX plus」で，ご来場の皆さまにきちんと内容をご理解いただくために，プレゼン形式でご紹介しています。この製品では，新たにインジェクタに小型ディスプレイを搭載し，患者さんのそばにいる医師や看護師さんにも造影剤の注入量や注入速度，注入圧力などを一目で確認していただけるようになりました。注入した際の針先の確認などもできますので，安全性も向上しています。今後もユーザーからの声を反映し，検査時のストレス軽減や安全性の向上につながる製品を発表していく予定です。（4月7日取材）
●Dual Shot GX plus
CT用造影剤自動注入装置。診断部位に応じてカスタマイズされた造影剤注入プロトコルを，CFカード1枚で提供できる「Dual Shot GX」（2004年グッドデザイン賞受賞）に，新たにヘッドモニタが搭載された「Dual Shot GX plus」が登場。操作室で設定した造影剤の注入条件を，インジェクタに取りつけられた小型ディスプレイで医師や看護師がCT室にいながら確認することができる。また，モニタには，CT撮影開始までの残り時間がカウントダウン形式で表示され，さらに撮影開始5秒前にはブザーでCT室からの退室タイミングを知らせてくれるため，医師や看護師の被曝のリスクも避けられるという。
●Press Pro
アンギオ用造影剤自動注入装置。軽量でコンパクトなパワーヘッド，注入器の動作状態を音とランプで確認できるシグナルランプ，注入器の残量や動作状態を一目で確認できるマルチディスプレーなど，アンギオ用注入器に求められる機能をシンプルにまとめ，直感的に操作を行うことができる。今後は，造影剤入りのシリンジ（一部）がそのまま使える新しい製品も発売される予定だという。
●apricot
CTの画像を高速に転送することが可能な高速画像読影システム。大量のCT画像の高速ページングや，MPR表示なども簡単に行うことができる。新たに，患者ごとの造影剤注入情報が表示されたモニタ画面を画像で保存する機能が搭載された。
●Sonic Shot50
磁場の影響を受けない超音波モーターを採用したMR造影剤注入装置。スタンドに付属されている「アコット」（薬事未承認）により，30CCの小型のシリンジで心臓に負荷を与える薬剤をゆっくりと注入することができる。
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