0.5mmスライスのアイソトロピックボクセルイメージが可能なAquilion64が,新しく3つのモデルでラインナップされました。ガントリ回転速度が0.5秒の装置を標準機とし,0.4秒,さらに,0.35秒の装置が新たに登場しました。この0.35秒の装置では,画像再構成速度がこれまでの毎秒16画像から28画像へと進化しています。
被ばく低減については,Real ECという,患者さんの体格に応じてX線量を調整する機能をさらに一歩進めて,“Volume
EC”という新しいアプリケーションが登場しました。これは,単に被ばく低減を図るだけでなく,XYZ軸の必要な方向に必要な線量を照射し,高画質を維持しながらできるだけ被ばくを抑えるという技術です。また,“Boosot
3D”,“QDScan”画像処理技術では高画質と被ばく低減の両方を実現しています。この3つの技術が加わったことで,さらなる高画質と被ばく低減が図れるということです。また,心臓検査用の「フェーズナビ」など,新たなアプリケーションも加わっています。
(桑原 博 CT事業部国内営業担当/営業推進部技術担当課長)
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