GE ヘルスケア・ジャパン(株)は4月7日(水),赤坂パークビル(東京・港区)において,「2010年度事業戦略およびCT/MRI新製品記者発表会」を行った。CTとMRIの新製品は,4月9日(金)からパシフィコ横浜で開催される国際医用画像総合展(ITEM 2010)でお披露目される。
記者発表会では,はじめに同社代表取締役兼CEOの熊谷昭彦氏が挨拶に立ち,2010年は,世界が直面する深刻な医療問題の解決をめざすための同社の戦略である“healthymagination”を日本で実現させる年であるとし,healthymaginationのGE”と呼ばれるような新しいブランドに育て上げていきたいと抱負を述べた。続いて,取締役副社長/ヘルスケア統括本部長の川上 潤氏が,同社の成長戦略について詳述した。景気底打ちの兆しや2010年度の診療報酬のプラス改定,政府が掲げるヘルスケア戦略などの追い風を受けて,国内売上高は二桁成長をめざすとし,中でも製品戦略においては,日本発の経済性,設置性,品質などに優れた技術/製品を世界で展開しグローバル市場での成功をめざす,“In Japan For Global(IJFG)”を推進していきたいと述べた。
MI&CT Sales & Marketing部長の毛受義雄氏は,MSCTの新機種である64列MSCT「Optima CT660 Pro」について発表した(プレスリリースはこちら)。Optima CT660 Proは,患者さん・病院・地球へのやさしさをコンセプトに,国内で開発・製造された。ガントリ上部には,患者さんの名前や息止め時間,小児向けのアニメーションなどを表示することで患者さんの不安感の解消に貢献するガントリ内蔵モニタ“Xtream Display”が搭載されたほか,さまざまな新技術により,省スペース,省コスト,省エネを実現していることが紹介された。
アジアパシフィック/日本MRビジネス ゼネラルマネジャーの藤田 健氏は,MRIの新機種として,研究にも対応する高機能と高い拡張性を有し,次世代のゴールドスタンダードをめざして開発された「Discovery MR750 3.0T」,多様化するニーズに柔軟に対応可能でありながら優れた操作性と高画質,省スペースを実現した「Optima MR360 1.5T」,ルーチンで使いやすくコンパクトなSigna HDeの後継機種「Brivo MR355 1.5T」の3機種について発表した(プレスリリースはこちら)。
CTとMRIの新製品の詳細は,後日,インナビネットのITEM 2010特集内GE社ブースリポートにて報告する。 |