横森　正 企画・業務チームリーダー

　ユーザーの要望や運用に合わせた柔軟なシステム構築が可能な病院様向け多機能PACS「Plissimo Exa」を中心に，DICOMゲートウェイ「Plissimo DICOM Gateway」　などのPACS関連製品を展示して，IT化をトータルでサポートできる製品群を紹介しています。また，われわれはシステム導入前のシステム提案から，稼働後のサポートまでをしっかりと保証できる体制を整えています。“信頼と安心”をキーワードに提供するわれわれの製品をぜひご確認ください。 （4月18日取材）

　「Plissimo Exa」は，ユーザーの要望や運用に合わせた柔軟なシステムを作り上げることが可能であり，病−病，病−診連携における遠隔画像送受信も低コストで実現することができる。ブースでは，新たに対応が可能になったISDテクノロジーを搭載した6Mサブピクセル独立ドライブ対応の21.3型モニタを展示し，Plissimo Exaに搭載可能な次の機能も紹介していた。

●Plissimo View
　高速・高性能ビューア機能を装備したDICOM 3.0に準拠したビューアソフトウエア。8bit/16bitのグレイスケール画像や24bitフルカラー画像を高速表示することができる。ワンタッチで過去画像の検索と比較や，複数の患者データを連続で表示することができるため，効率的な読影環境を実現する。

●Plissimo Mano
　容易かつ効率的な読影レポート作成が可能なレポーティングソフトウエア。さまざまなレポート作成の書式に対応する所見テンプレートとの連動で短時間でレポートを作成することが可能。DICOMビューアからキー画像の添付をワンタッチで行うこともできるほか，疾患タイプの入力などもプルダウンメニューから容易に選択することができる。

●Plissimo Web
　Internet Exploreを用いて，画像サーバにログインし，ブラウザ上でDICOM画像の検索・表示ができる。電子カルテシステムなどの他システムからの画像表示連動も可能。

　 「Plissimo Airy」は，スタンドアローンタイプからクライアントサーバタイプ，Webタイプまで，ユーザーの運用に合わせた選択が可能なパッケージPACS。低コストで大容量ストレージ（HDD:1TB，実効容量：最大500GB）を実現し，DICOM画像の長期保存に対応することが可能。また，検査画像を迅速に検索・表示する操作性に優れた検索機能なども搭載している。今回の展示では，Plissimo Airyと電子カルテシステムを連携させた環境を紹介していた。電子カルテシステムの画面から患者さんを呼び出して，該当検査の画像をPACSビューアに表示させることも可能である。

　DICOMゲートウェイ「Plissimo DICOM Gateway」は，内視鏡や超音波診断装置の検査画像をDICOMデータに変換してサーバに自動転送するシステム。静止画からカラー動画まで幅広く対応する。内視鏡や超音波診断装置などの使用時に，検査機器側のフリーズを感知して画像を取り込む各種シャッタ連動機能も選択できる。デジタル画像変換ゲートウェイ「Plissimo Scacon Gateway」は，フィルムやデジタルカメラで撮影した画像などをDICOMデータに変換する装置。新たにPDFやWordファイルにも対応可能となった。

　 Plissimo Media Portにより，他院からCD・DVDで持ち込まれたDICOM画像を，患者属性を変更して自院の画像サーバに取り込むことができる。また，画像を提供する際には，ビューア付きでCD・DVDに記録することが可能。