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第72回日本循環器学会総会・学術集会 開催 |
第72回日本循環器学会総会・学術集会は3月28日(金)〜30日(日)の3日間にわたり、福岡国際会議場をメイン会場に開催された。山口大学大学院医学系研究科器官病態内科学教授の松崎益梹≠ェ大会長を務め、「循環器病医学の輝く未来をめざして -発見、創造、そして挑戦-」をテーマに、2000を超える一般演題のほか、国内外の各分野を代表する専門家によるさまざまな講演が行われた。また、同日程・同一会場でコ・メディカルセッションが開催され、約330題の一般演題が発表された。
本学会は1935年に設立され、正会員数は2万3695人(2007年12月18日現在)を数える。このうち、循環器専門医は1万人を超えており、各専門領域の医学会としては国内最大規模を誇る。72回目となる今回は、国内外の著名な研究者から知識や技術を吸収するとともに、次代を担う若手研究者が自由に研究・臨床成果を発表できる学術集会をめざして、循環器病学の教育、研究、診療に関する幅広い演題が企画された。会長講演は、循環器生理学から心不全の発生機序と治療薬の開発に関連する標的分子がテーマとなったほか、7つのプレナリーセッションと20のシンポジウムでは、国内外の著名な研究者による講演が行われた。諸外国学会とのジョイントシンポジウムでは、ACC-JCSは“Treatment of Severe Heart Failure”、APSC-JCSは“Cardiac Imaging in Asia”、AHA-JCSは“Vulnerable Plaques”、ESC-JCSは“Hypertension”をそれぞれテーマに、全世界的な最新トピックスを報告。また、学術集会前日の27日には、「ライブの原点を見直す」をメインテーマに、小倉記念病院を中継会場としてPCIやカテーテルアブレーション、心臓血管外科手術などのライブおよびビデオライブによるデモンストレーションが開催された。
このほか、企業展示やランチョンセミナー、モーニングセミナー、ポスター展示なども用意され、最終日に行われた一般市民約1000人を対象とした市民公開講座「健康寿命を延ばすために!〜生活習慣に打ち勝つ〜」では、会場がほぼ満席となる盛況だった。
次回、第73回日本循環器学会・学術集会は、大阪府立成人病センターの堀 正二氏が大会長を務め、2009年3月20日〜22日の3日間にわたり大阪国際会議場他で開催される予定。
*GEYMSのランチョンセミナーの詳細はこちら。
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受付風景 |
会場案内図
福岡国際会議場をメイン会場に、福岡サンパレスホテル&ホール、福岡国際センター、マリンメッセ福岡の4会場で、口演、ポスター展示、企業展示などが行われた。 |
福岡国際会議場内の様子 |
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日本IHE協会ブース
3月28日(金)には、「見える、つながる!循環器領域の医療 -IHEで進化する診療現場-」と題した展示セミナーが行われた。 |
GEYMSブース |
GEYMSブース |
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